| 企業名 | キリンホールディングス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kirinholdings.com/jp/ |
| 業種 | 食料品 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 102046.0 |
| 所在地 | 中野区中野四丁目１０番２号 |
企業概要
この企業は発酵・バイオテクノロジーをコア技術とし、酒類・飲料事業だけでなく、医薬事業にも強みを持つ多国籍企業グループです。主力事業は国内外のビール、発泡酒、新ジャンル・洋酒、清涼飲料、医薬品の製造・販売です。また、「プラズマ乳酸菌」をはじめとしたヘルスサイエンス事業も展開しています。
各事業の内容と状況
国内ビール・スピリッツ事業: 主力ブランドの強化と新たな成長エンジン育成に努め、売上と収益が増加。
国内飲料事業: プラズマ乳酸菌入り飲料の販売などに注力し、ヘルスサイエンス領域を強化。
オセアニア酒類事業: 豪州およびニュージーランドでの主力ブランド強化により売上収益と事業利益が伸長。
医薬事業: 協和キリン㈱のグローバル戦略品の販売が好調で、売上収益と事業利益が増加。
従業員について
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 977 | 42.30 | 14.8 | 9,565,557 |
関連企業
連結子会社171社、持分法適用会社30社があり、主要な企業には麒麟麦酒㈱、キリンビバレッジ㈱、LION PTY LTD、協和キリン㈱、メルシャン㈱などがあります。
業績
| 項目 | 2023年実績 | 2022年実績 | 対前年増減 | 対前年増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 連結売上収益 | 2兆1,344億円 | 1兆9,895億円 | 1,449億円 | 7.3％ |
| 連結事業利益 | 2,015億円 | 1,912億円 | 103億円 | 5.4％ |
| 連結営業利益 | 1,503億円 | 1,160億円 | 343億円 | 29.5％ |
| 連結税引前利益 | 1,970億円 | 1,914億円 | 57億円 | 3.0％ |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 1,127億円 | 1,110億円 | 17億円 | 1.5％ |
各指標の増減について
売上収益は国内外でのビール・飲料事業や医薬事業の増収によって増加しました。事業利益も増加しましたが、これは主に国内ビール・スピリッツ事業やオセアニア酒類事業の好調な売上が寄与しています。しかし、国内飲料事業では減益となりました。
リスクについて
この企業特有のリスクとしては、原材料価格の変動や為替リスク、地政学リスクがあります。また、医薬事業における研究開発の成果が売上に大きく影響することもリスク要因です。
まとめ
この企業は、発酵・バイオテクノロジーを駆使して多角化経営を行い、各事業の成長を牽引しています。現状の業績は良好で、特に医薬事業と海外市場における成長が顕著です。今後も持続的な成長が期待されますが、原材料価格の変動や地政学リスクには注意が必要です。総合的には、業績は好調といえます。
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