企業名 | 株式会社ニチリン |
---|---|
URL | https://www.nichirin.co.jp/ |
業種 | ゴム製品 |
決算日 | 12月31日 |
資本金(百万円) | 2158.0 |
所在地 | 神戸市中央区江戸町98番地1 |
企業概要
当社グループは、株式会社ニチリン(当社)、連結子会社16社およびその他の関係会社1社により構成されており、自動車用ホース類を主とするゴム製品の製造販売を行っています。近年は特に地球環境への配慮と次世代電気自動車へのシフトを視野に入れた技術開発に注力しています。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は、自動車用ホース類を中心としており、各国内および海外市場への販売を行っています。
- 日本:主に国内およびアジア向けの販売回復や円安の影響から売上が増加。
- 北米:供給改善及び個人消費の回復により売上が増加。
- 中国:現地メーカーへの販売増加があるものの、ガソリン車の販売低迷。
- アジア:供給不足の緩和や生産移管の増加が見られる。
- 欧州:半導体供給不足の緩和により売上が増加し、黒字化達成。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時従業員数(人) |
---|---|---|
日本 | 518 | 464 |
北米 | 509 | 18 |
中国 | 462 | 79 |
アジア | 692 | 737 |
欧州 | 227 | 10 |
合計 | 2408 | 1308 |
関連企業
当社グループは16の連結子会社および1の関係会社とともに事業を展開しています。以下は主要な関連企業の一部です:
- 日輪機工株式会社(100%)
- 株式会社ニチリン白山(100%)
- ニチリン・サービス株式会社(100%)
- NICHIRIN TENNESSEE INC.(100%)
- 蘇州日輪汽車部件有限公司(80%)
業績
項目 | 2023年12月 | 前期比(%) |
---|---|---|
売上高 (百万円) | 70,631 | +10.1% |
経常利益 (百万円) | 10,548 | +24.8% |
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 5,915 | +29.2% |
包括利益 (百万円) | 9,769 | +13.9% |
純資産 (百万円) | 58,347 | +10.2% |
総資産 (百万円) | 77,936 | +7.5% |
1株当たり純資産額 (円) | 3,822.63 | +15.7% |
1株当たり当期純利益 (円) | 433.84 | +33.7% |
自己資本比率 (%) | 66.0 | +3.6% |
各指標の増減について
売上高は前年度比で10.1%増加し、経常利益も大幅に24.8%増加しました。これは主に、半導体不足や供給網の混乱が解消され、北米およびアジア市場での販売が回復したことによるものです。親会社株主に帰属する当期純利益も29.2%の増加が見られ、全体的に好調な業績を示しています。
リスクについて
当社グループの事業には以下のリスクが存在します:
- 自動車産業への依存度:当社グループの売上の大部分が自動車産業によるものであり、自動車業界の動向が業績に大きな影響を与えます。
- 海外事業展開:各国の政治・経済状況や法律の変動により、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
- 原材料価格の変動:合成ゴムや金属の価格が国際相場により変動し、原材料費用に影響を与えることがあります。
- 気候変動:自然災害や異常気象による事業活動の制限や生産停止のリスクが存在します。
まとめ
2023年度の当社グループの業績は、売上高、経常利益、純利益ともに過去最高を記録しました。特に北米およびアジア市場での販売回復が大きな要因です。しかしながら、自動車産業への依存度が高く、世界経済の不透明な状況や気候変動のリスクも考慮する必要があります。
総合的に見て、現時点での当社の業績と見通しは好調と評価できます。しかし、リスクマネジメントを強化し、持続可能な成長を実現するための戦略を続けることが重要です。
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