| 企業名 | 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー |
|---|---|
| URL | https://www.jia-ltd.com/ |
| 業種 | 証券、商品先物取引業 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 11661.0 |
| 所在地 | 千代田区霞が関三丁目２番１号霞が関コモンゲート西館２１階 |
企業概要
この企業は、オペレーティング・リース事業を中心に、環境エネルギー事業、パーツアウト・コンバージョン事業、およびその他の金融ソリューション事業を展開する企業です。グループ全体での主要事業は金融ソリューション事業とメディア関連事業に大きく分かれます。そして、オペレーティング・リース商品を中心とした事業投資商品の開発を行っている点が特徴です。
各事業の内容と状況
1. オペレーティング・リース事業
航空機リースを中心に、リース物件を取得・運営し、リース期間満了後に物件を売却する事業です。投資家の出資を受けて匿名組合を形成し、SPC（特定目的会社）がリース事業を運営します。
2. 環境エネルギー事業
主に太陽光発電に関連した事業で、発電所運営や投資商品の組成・販売を行います。自社で保有する発電所からの売電収入も得られます。
3. パーツアウト・コンバージョン事業
退役航空機を解体し部品として販売したり、旅客機を貨物機に改造して販売する事業です。この事業により、中古航空機リースの出口戦略を広げ、収益化を図ります。
従業員について
| 事業部門の名称 | 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|---|
| 合計 | 252 | 47.6 | 3.5 | 9352 |
関連企業
- JPリースプロダクツ＆サービシイズ株式会社
- JLPS Ireland Limited
- フィンスパイア株式会社
- JIA信託株式会社
- JIA証券株式会社
- 株式会社日本證券新聞社
業績
| 指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 前年対比（%） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 16,647 | 17,707 | 14,105 | 18,045 | 21,818 | +20.9% |
| 経常利益（百万円） | 7,184 | 6,064 | 4,704 | 5,897 | 3,668 | -37.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 4,555 | 3,831 | 2,921 | 4,412 | 2,359 | -46.5% |
| 包括利益（百万円） | 4,763 | 3,637 | 3,735 | 5,185 | 2,978 | -42.6% |
各指標の増減について
2023年の売上高は前年に比べ20.9%増加しました。オペレーティング・リース事業が主要な収入源であり、航空機リース市場の需要期に品揃えが充実していたことが大きく貢献しました。 一方で、経常利益は37.8%減少しました。これは営業外収益が減少したことや営業外費用が増加したことによるものです。
リスクについて
オペレーティング・リース事業に依存しており、航空業界の経営環境が変動することでリスクが生じる可能性があります。また、賃借人が倒産した場合やリース物件の残存価格が予想を下回る場合も、大きなリスクとなります。為替変動による影響も大きく、特に円高が進行した場合のリスクが懸念されます。その他、法的規制リスクや自然災害リスクへの対応も重要な課題です。
まとめ
この企業はオペレーティング・リース事業を主力に成長を遂げており、2023年の売上高は増加しましたが経常利益が減少するなどの課題も抱えています。業績見通しは依然として強気で、今後も事業の拡も期待されます。短期的にはリスクも存在していますが、中長期的に見れば事業ポートフォリオの多角化と既存事業の強化が進展することで、安定した成長が期待できるでしょう。
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