2024-03-27有価証券報告書  多木化学株式会社

企業名 多木化学株式会社
URL https://www.takichem.co.jp/
業種 化学
決算日 12月31日
資本金(百万円) 2147.0
所在地 加古川市別府町緑町2番地





有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、農業関連肥料や化学品、建材、石油、不動産など多岐にわたる事業を展開しています。多木グループは13の子会社と6つの関連会社を有し、それぞれが専門の分野で活動しています。

各事業の内容と状況

  • アグリ事業: 農業関連肥料の製造・販売を行っていますが、最近の農業就業者の減少や農地面積の縮小が課題となっています。
  • 化学品事業: 水処理薬剤や機能性材料の製造・販売を行っています。気候変動に起因する水質の変化に対応しています。
  • 建材事業: 主に石こうボードを製造・販売しております。燃料価格の高騰が課題となっています。
  • 石油事業: 石油の販売を行っており、連結子会社のしき島商事㈱が担当しています。
  • 不動産事業: 商業ビルの賃貸を行っていますが、電子商取引の台頭により競争が激化しています。
  • 運輸事業: 海上及び陸上輸送を行っており、不確実な荷動きの動向が課題となっています。

従業員について

業種 従業員数(人) 平均臨時雇用者数
アグリ 141 3
化学品 193 13
建材 38 1
石油 12 13
不動産 4 0
運輸 85 1
全社(共通) 136 4
合計 609 35

提出会社の従業員の平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は16.9年、平均年間給与は6,328,861円です。

関連企業

  • しき島商事㈱: 石油販売、100%の議決権を有する。
  • 多木建材㈱: 石こうボード製造・販売、90.1%の議決権を有する。
  • 多木商事㈱: 運輸業、100%の議決権を有する。
  • 別府鉄道㈱: 不動産業、100%の議決権を有する。
  • 多木物流㈱: 陸上輸送、100%の議決権を有する。

業績

回次 売上高(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円) 包括利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円)
第101期 32,669 1,911 1,361 1,531 26,346 42,609
第102期 30,175 2,166 1,559 1,045 27,079 42,939
第103期 32,812 2,982 1,916 2,652 29,378 46,037
第104期 35,846 3,144 2,056 3,079 32,057 50,323
第105期 34,852 1,337 -57.5% 1,356 -34.0% 2,893 -6.0% 33,899 5.7% 51,299 2.0%

各指標の増減について

第105期において売上高や包括利益は僅かな減少を見せた一方、経常利益と当期純利益は前年に比べて大幅に減少しました。これは主に肥料の販売数量の減少やエネルギーコストの上昇、機能性材料の売上原価率の上昇が要因です。

リスクについて

この企業の特有のリスクは以下のとおりです:

  • 事業環境の変動: 化学品事業の機能性材料など、中間原材料の需要リスク。
  • エネルギーコスト: 石油やガスの価格変動リスク。
  • 為替レートの変動: 為替変動による原材料コストのリスク。
  • 自然災害及び感染症: 製品供給の中断リスク。
  • 技術革新: 競争力を維持するための技術開発リスク。

まとめ

この企業は多様な事業を展開し、安定した収益源を持つ一方で、肥料や化学品の需要減少、エネルギーコストの上昇などの課題に直面しています。長期的な成長を見据えつつ、持続可能な事業戦略と経営基盤の強化に努めています。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。