2024-03-27有価証券報告書  中野冷機株式会社

企業名 中野冷機株式会社
URL https://nakano-reiki.com/
業種 機械
決算日 12月31日
資本金(百万円) 822.0
所在地 港区芝浦二丁目15番4号



投資初心者のための中野冷機株式会社 有価証券報告書の解説


企業概要

中野冷機株式会社は、食品店舗向けの冷凍・冷蔵ショーケース等の製造・販売を行っている企業です。グローバルに展開しており、特に国内と中国、ベトナムにおいて強い拠点を持っています。食品ストアや食品サービス、食品流通など広範な分野に製品を提供しています。

各事業の内容と状況

中野冷機株式会社の主な事業は、ショーケース・倉庫事業、メンテナンス事業、海外事業の3つです。

ショーケース・倉庫事業は、売上の78.7%を占めており、これは店舗改装投資の増加や資材価格改定の効果によるものです。メンテナンス事業は、提案型のメンテナンスや空調メンテナンス売上の伸びにより成長しています。海外事業では、中国やベトナムでの売上が堅調に推移しています。

従業員について

事業部門 従業員数 (人) 臨時雇用者数 (人)
営業部門 66 24
製造部門 338 123
管理部門 23 6
合計 427 153

従業員の平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は16.9年、平均年間給与は7,061,697円です。

関連企業

中野冷機株式会社は以下の連結子会社を持っています。

名称 住所 資本金 議決権の所有割合 (%) 主な事業内容
上海海立中野冷機有限公司 中華人民共和国上海市 17,161 (千米ドル) 52.1% ショーケース・冷凍機・工事及びその他
株式会社中野冷機神奈川 神奈川県横浜市旭区 20,000 (千円) 100% ショーケース・冷凍機・工事及びその他
大分冷機株式会社 大分県大分市 20,000 (千円) 100% ショーケース・冷凍機・工事及びその他
NAVI GATE JAPAN COMPANY LIMITED ベトナム社会主義共和国 ハノイ市 3,369 (百万VND) 65.0% ショーケース・冷凍機・工事及びその他

業績

決算年月 売上高 (千円) 経常利益 (千円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 包括利益 (千円) 純資産額 (千円) 総資産額 (千円) 自己資本比率 (%) ROE (%)
2019年12月 30,485,654 2,291,845 1,496,359 1,414,373 26,593,498 34,860,013 72.4 5.9
2020年12月 28,244,043 1,286,329 912,656 1,086,892 26,103,460 34,103,038 72.6 3.7
2021年12月 32,606,981 2,054,272 1,406,109 1,796,593 26,345,782 35,295,336 70.3 5.7
2022年12月 27,534,315 1,011,513 750,291 889,555 25,627,741 33,018,164 73.0 3.1
2023年12月 32,990,460 2,535,324 1,904,578 2,038,016 26,777,057 35,359,730 71.5 7.7

各指標の増減について

2023年12月期の売上高は前年同期比で19.8%増と大幅に改善しました。これは主に、改装投資の増加や物流センター等の倉庫物件向け売上が拡大したためです。経常利益は前年同期比で150.6%増といった大きな伸びを見せています。

リスクについて

  • 個人消費の動向による影響: 電気料や食料品の値上げなどにより、当社の主要顧客である食品流通業界の業績が影響を受ける可能性があります。
  • 製品及び工事の欠陥: 製造物責任保険に加入しているものの、多額の賠償金が発生する場合、業績に影響があります。
  • 原材料の市況変動: 亜鉛鋼板、ステンレス鋼板、銅管などの原材料価格の高騰時、その価格上昇分を販売価格に転嫁できない場合、業績に影響を与える可能性があります。
  • 自然災害や重大な伝染病: 大規模な自然災害や重大な伝染病による影響が業績に及ぶ可能性があります。

まとめ

中野冷機株式会社は、食品店舗向けの冷凍・冷蔵ショーケースなどの製造・販売を主な事業としており、特に国内市場でのシェアを拡大しています。業績は堅調であり、特に2023年12月期には売上高と経常利益が大幅に改善しました。

中期経営計画「N-ExT 2026」に基づき、国内外での事業拡大や新製品の投入を計画しており、持続可能な成長を目指しています。しかし、一方で個人消費の動向や原材料価格の変動など、多くのリスクも抱えています。総体的には、成長の余地が多く存在しており、特に注目すべき企業と言えるでしょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。