2024-03-22有価証券報告書  NISSHA株式会社

企業名 NISSHA株式会社
URL https://www.nissha.com/
業種 その他製品
決算日 12月31日
資本金(百万円) 12119.0
所在地 京都市中京区壬生花井町3番地






有価証券報告書の解説


企業概要

NISSHA株式会社は、産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーの3つの事業セグメントに重点を置き、全世界で事業を展開しています。グループ全体では、連結子会社62社および関連会社3社から構成されています。

各事業の内容と状況

産業資材: IMD、IML、IME、転写箔、射出成形、蒸着紙、サステナブル成形品などの製造・販売を行っています。モビリティ、家電、食品パッケージなど広範な市場に供給しています。

ディバイス: フィルムタッチセンサー、フォースセンサー、ガスセンサーなどを製造・販売しています。主にタブレット、業務用端末、モビリティ、ゲーム機などに使用されています。

メディカルテクノロジー: 低侵襲医療用の手術機器や医療用ウェアラブルセンサーなどを開発・製造しており、大手医療機器メーカー向けに提供されています。

従業員について

連結会社の状況 (2023年12月31日現在)

セグメントの名称 従業員数(人)
産業資材 2461
ディバイス 912
メディカルテクノロジー 1263
その他および全社(研究開発・管理) 585
合計 5221

提出会社の状況 (2023年12月31日現在)

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
720 42.9 15.6 7127

関連企業

主要な関連企業には、Nissha USA, Inc., Nissha Europe GmbH, Nissha Korea Inc., などが含まれています。

業績

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)
2023年 167726 -3817 -2988
2022年 194054 95027 10140

各指標の増減について

売上高は前年同期比で13.5%減少しました。これは主にディバイス事業のタブレット向け製品需要の減退および産業資材事業のサステナブル資材の需要低迷が原因です。営業利益はのれんの減損損失が影響し、大幅な赤字に転落しました。

リスクについて

企業特有のリスクとして、気候変動への対応、為替の変動、人権に関連する課題などがあります。特に、気候変動に伴う自然災害が生産能力に影響を与える可能性があり、為替リスクを最小化するために、生産の現地化や為替予約取引を実行しています。

まとめ

NISSHA株式会社は、産業資材やディバイスの需要低迷に直面しており、営業利益も大幅に減少しました。しかし、メディカルテクノロジー事業は成長を続けており、将来的な成長の見通しは依然として有望です。現在は厳しい状況ですが、事業の多角化と新たな市場への拡大を目指す戦略は、長期的に見れば安定成長を期待できるものと考えられます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。