| 企業名 | 花王株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kao.com/jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 85424.0 |
| 所在地 | 中央区日本橋茅場町一丁目１４番１０号 |
企業概要
この企業は、コンシューマープロダクツ事業とケミカル事業を中心に、国内外で様々な製品を製造販売しています。製品には、日用品、化粧品、ケミカル製品があります。また、ESG（環境・社会・ガバナンス）視点での持続可能な経営にも注力しています。
各事業の内容と状況
この企業の主要な事業は以下の通りです：
- コンシューマープロダクツ事業（ハイジーン＆リビングケア事業、ヘルス＆ビューティケア事業、ライフケア事業、化粧品事業）
- ケミカル事業
コンシューマープロダクツ事業では、日用品や化粧品が国内外で広く販売されています。ケミカル事業では、油脂製品や機能材料製品の開発・販売が行われています。
従業員について
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 34,257人（内、臨時雇用者数8,193人） |
| 平均年齢 | 41.1歳 |
| 平均勤続年数 | 17.6年 |
| 平均年間給与 | 8,024千円 |
関連企業
企業の関連企業として、113社の子会社と5社の関連会社があり、国内外に広がっています。主要な関連企業には、花王プロフェッショナル・サービス㈱（日本）, 花王(中国)投資有限公司（中国）, Kao USA Inc.（米国）などがあります。
業績
| 項目 | 単位 | 第114期 (2019年12月) | 第115期 (2020年12月) | 第116期 (2021年12月) | 第117期 (2022年12月) | 第118期 (2023年12月) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 百万円 | 1,502,241 | 1,381,997 | 1,418,768 | 1,551,059 | 1,532,579 |
| 税引前利益 | 百万円 | 210,645 | 173,971 | 150,002 | 115,848 | 63,842 |
| 親会社所有者に帰属する当期利益 | 百万円 | 148,213 | 126,142 | 109,636 | 86,038 | 43,870 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 円 | 1,783.46 | 1,920.56 | 2,036.66 | 2,091.20 | 2,116.01 |
| 基本的1株当たり当期利益 | 円 | 306.70 | 262.29 | 230.59 | 183.28 | 94.37 |
各指標の増減について
直近5年間で売上高は概ね横ばいですが、税引前利益および親会社所有者に帰属する当期利益は大幅減少しています。特に2023年は、前年度と比較して税引前利益が44.9%減少し、63,842百万円となりました。また、1株当たり当期利益も94.37円となり48.5%の減少が見られます。この主な要因は、世界的な経済不透明感や原材料価格の上昇、構造改革費用の増加等が挙げられます。
リスクについて
この企業には以下のようなリスクがあります：
- 原材料価格の変動
- 地政学的リスクの影響
- 製品の品質クレームやリコール
- 情報セキュリティの脅威
- 為替変動の影響
特に、原材料価格の上昇や地政学的リスクは経営に大きな影響を及ぼすため、これらのリスクに対処するための戦略が重要です。
まとめ
この企業は、国内外でコンシューマープロダクツおよびケミカル製品を展開し、安定した売上を維持していますが、近年の利益減少といった課題にも直面しています。構造改革や新しいマーケティング戦略の導入が進められていますが、世界経済の不透明感や地政学的リスク、原材料価格の上昇に対する対応が今後の重要なポイントです。現状を踏まえた上で、引き続き業績の推移やリスク管理の状況を注視することが求められます。
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