企業名 | 大倉工業株式会社 |
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URL | https://www.okr-ind.co.jp/ |
業種 | 化学 |
決算日 | 12月31日 |
資本金(百万円) | 8619.0 |
所在地 | 丸亀市中津町1515番地 |
企業概要
この企業は、14社の子会社及び5社の関連会社とともに、ポリエチレン、ポリプロピレンの各種製品、光学機能性フィルム製品、加工合板、パーティクルボードなどを製造・販売しています。また、宅地造成や建物の建築販売、ホテル運営、不動産賃貸なども事業の一環としています。
各事業の内容と状況
企業の事業内容と現状、および今後の見通しについて説明します。
-
合成樹脂事業:
包装用フィルムや工業用プロセスフィルムの販売が主軸です。直近では、食品用途を中心とする包装用フィルムの販売数量が減少したものの、製品価格の転嫁やコスト削減により、利益は増加しました。
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新規材料事業:
主に大型液晶パネル向けの光学フィルムを取り扱います。自動車用途の材料も好調で、売上高が増加しました。
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建材事業:
パーティクルボードの販売量を維持しつつ、新設住宅着工戸数の減少により木材加工事業の販売数量は低調でしたが、全体的には堅調でした。
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その他事業:
ホテル事業の収益回復や情報システム開発事業の安定した業績により、維持されています。
従業員について
企業及びグループの従業員数、平均年齢、平均給与等を以下にまとめます。
セグメント名称 | 従業員数 | 臨時従業員数 |
---|---|---|
合成樹脂事業 | 1238 | [188] |
新規材料事業 | 284 | [18] |
建材事業 | 147 | [14] |
その他 | 100 | [24] |
全社(共通) | 135 | [16] |
合計 | 1904 | [260] |
平均年齢・給与
従業員数 | 臨時従業員数 | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
---|---|---|---|---|
1052 | [82] | 40.2 | 16.6 | 5293508 |
関連企業
以下の主要な関連企業があります。
- ㈱KSオークラ
- ㈱オークラプレカットシステム
- 無錫大倉包装材料有限公司
- 大倉産業㈱
業績
当企業の主要な経営指標の推移をまとめます。
回次 | 第100期 | 第101期 | 第102期 | 第103期 | 第104期 |
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決算年月 | 2019年12月 | 2020年12月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 |
売上高 (百万) | 85364 | 80958 | 88420 | 77260 | 78863 |
経常利益 (百万) | 3894 | 4509 | 5531 | 4275 | 5417 (26.7%) |
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万) | 2899 | 2865 | 3417 | 3788 | 4315 (13.9%) |
包括利益 (百万) | 3265 | 3295 | 4133 | 3889 | 5986 |
純資産額 (百万) | 46441 | 49094 | 52524 | 55591 | 60869 (9.5%) |
総資産額 (百万) | 83481 | 82651 | 85869 | 90234 | 100272 (11.1%) |
1株当たり純資産額 (円) | 3896.47 | 4115.91 | 4401.20 | 4655.71 | 5031.25 |
1株当たり当期純利益金額 (円) | 243.35 | 240.41 | 286.49 | 317.45 | 359.29 |
自己資本比率 (%) | 55.6 | 59.4 | 61.1 | 61.6 | 60.7 |
自己資本利益率 (%) | 6.4 | 6.0 | 6.7 | 7.0 | 7.4 |
各指標の増減について
指標の増減に関して説明します。
- 経常利益:売上高の増加及び生産性向上により、前年同期比で26.7% 増加しました。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:投資有価証券売却益などの特別利益により、前年同期比で 13.9% 増加しました。
- 純資産額:利益剰余金の増加により、前年同期比で 9.5% 増加しました。
- 総資産額:有形固定資産の増加などにより、前年同期比で11.1% 増加しました。
リスクについて
企業が直面する可能性のあるリスクや、特に注意すべきリスクを以下にまとめます。
- 原料価格の変動:主原料である石油化学製品の価格変動が予測されます。価格変動が製品価格に転嫁できない場合、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 依存度の高い取引先:新規材料事業において、主要な取引先である住友化学株式会社への依存度が高いため、契約の打ち切りや販売数量の減少が発生した際には、大きな影響を受けるリスクがあります。
- 建材事業の経営成績:新設住宅着工戸数の減少が進行した場合、この事業の需要が減少する可能性があり、収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 保証債務:関連会社に対する保証債務が発生しており、これが履行される場合、企業の財務状況に悪影響を与える可能性があります。
- 災害リスク:自然災害や感染症などの予期しない事態により、生産設備や経済活動に影響が出た場合、企業は大きな損失を被るリスクがあります。
まとめ
この企業は、多岐にわたる事業領域で活動しており、特に合成樹脂事業や新規材料事業、建材事業において堅調な業績を上げています。業績は概ね好調であり、各指標の改善も見られます。しかし、原料価格の変動や主要取引先への依存度、災害リスクなどの注意が必要な要素もあります。投資家はこれらのリスクを十分に認識しつつ、企業の成長可能性を見極めることが重要です。
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