| 企業名 | カゴメ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kagome.co.jp/ |
| 業種 | 食料品 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 19985.0 |
| 所在地 | 名古屋市中区錦三丁目１４番１５号 |
企業概要
この企業は1899年に設立され、日本を代表する食品メーカーの一つとして成長を遂げてきました。主な事業内容は、食品の製造、仕入れ、販売です。この企業は、国内外でさまざまな食品を提供しており、その中でも特にトマト製品が有名です。
各事業の内容と状況
企業は主に以下の4つの事業を展開しています：
- 国内加工食品事業：飲料、通販、食品他の製造・販売
- 国内農事業：生鮮トマト、ベビーリーフなどの生産・販売
- 国際事業：種子開発から農業生産、商品開発、加工、販売までの垂直統合型ビジネス
- その他：不動産事業、業務受託事業など
2023年度は、国内農事業において気象条件の影響による生鮮トマト市況の不確実性やエネルギー・肥料の価格高騰により減益となりました。国際事業においてはトマトペーストの販売価格の上昇やフードサービス企業向けの需要が好調であったため、大幅な増益を達成しました。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 1,654 | 41.8 | 17.4 | 7,999,018 |
さらに、連結会社としての従業員数は2,921名で、平均臨時雇用者数は2,242名です。
関連企業
この企業の主要な関連企業には以下のものがあります：
- カゴメアグリフレッシュ㈱
- 響灘菜園㈱
- KAGOME INC.(米国)
- Vegitalia S.p.A.(イタリア)
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上収益 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 税引前利益 (百万円) | 親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) | 資産合計 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第76期 | 2019年12月 | 180,849 | 14,079 | 13,888 | 10,198 | 201,179 |
| 第77期 | 2020年12月 | 183,041 | 10,682 | 10,624 | 7,425 | 224,913 |
| 第78期 | 2021年12月 | 189,652 | 14,010 | 13,880 | 9,763 | 215,208 |
| 第79期 | 2022年12月 | 205,618 | 12,757 | 12,557 | 9,116 | 225,372 |
| 第80期 | 2023年12月 | 224,730 | 17,472 | 16,489 | 10,432 | 265,648 |
各指標の増減について
2023年度の売上収益は前期比 +9.3% 増加しました。特に国際事業の売上が好調で、トマトペーストの価格上昇やフードサービス企業向けの需要増が寄与しました。
営業利益も前期比 +37.0% 増加し、国内農事業において固定資産の減損損失を計上しつつも、事業全体としてはプラスの影響がありました。
リスクについて
この企業の特有のリスクとして以下が挙げられます：
- 原材料の調達リスク：気候変動や市場価格の変動により、トマトなどの主要原材料の調達が困難になる可能性があります。
- 為替リスク：円安など為替変動による影響があります。
- 法規制リスク：食品安全法や環境規制など、各国での法規制の変更に適応する必要があります。
まとめ
この企業は、飛躍的な成長を遂げてきた実績があり、増収増益の傾向にあります。ただし、原材料の調達リスクや気候変動、為替リスクなどのリスク要因も考慮する必要があります。これらを踏まえて、アナリストとしては、現在のところこの企業の見通しは好調であり、特に国際事業の成長が期待されています。
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