企業名 | 大阪有機化学工業株式会社 |
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URL | https://www.ooc.co.jp/ |
業種 | 化学 |
決算日 | 11月30日 |
資本金(百万円) | 3600.0 |
所在地 | 大阪市中央区安土町1丁目8番15号 |
有価証券報告書の徹底分析
企業概要
この企業は大阪有機化学工業株式会社という名前で、有機化学工業薬品の製造販売を行っている企業です。連結子会社として神港有機化学工業株式会社や光碩(上海)化工貿易有限公司などを持ち、複数の事業を展開しています。
各事業の内容と状況
化成品事業
特殊アクリル酸エステルやアクリル酸の製造販売を行い、自動車・建築用塗料、粘着接着材、エレクトロ分野へのポリマー原料として使用されます。2023年の売上は減少しましたが、利益はわずかに増加しました。
電子材料事業
ディスプレイや半導体向けの電子材料を製造販売しており、特に光硬化性のアクリル酸エステル製品に注力しています。2023年の売上は大きく減少し、セグメント利益も大きく低下しました。
機能化学品事業
化粧品向け原材料や機能材料の製造販売を行っています。2023年の業績は減少しましたが、海外での販売が好調でした。
従業員について
2023年11月30日時点での従業員数やその他の主要な情報は以下の通りです。
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
化成品事業 | 108 |
電子材料事業 | 163 |
機能化学品事業 | 81 |
全社(共通) | 109 |
合計 | 461 |
また、提出会社の従業員情報としては以下の通りです。
指標 | 数値 |
---|---|
従業員数(名) | 406 |
平均年齢(歳) | 40.7 |
平均勤続年数(年) | 16.8 |
平均年間給与(円) | 7,780,893 |
管理職に占める女性の割合(%) | 5.7 |
男性育児休業取得率(%) | 88.9 |
関連企業
以下の関連企業があります。
名称 | 住所 | 資本金(千円) | 主要事業 | 議決権所有割合(%) |
---|---|---|---|---|
神港有機化学工業株式会社 | 神戸市東灘区 | 55,000 | 機能化学品事業 | 77.1 |
光碩(上海)化工貿易有限公司 | 中国上海市 | 210,000 | 化成品事業、機能化学品事業 | 100 |
業績
以下に主要な経営指標をまとめました。
指標 | 2019年11月 | 2020年11月 | 2021年11月 | 2022年11月 | 2023年11月 | 前年同期比(2023) |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 28,638,568 | 28,681,191 | 35,027,956 | 32,236,826 | 28,907,186 | -10.3% |
経常利益 | 3,833,743 | 4,612,524 | 6,253,574 | 6,365,146 | 3,877,808 | -39.1% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,035,231 | 3,313,545 | 4,998,890 | 4,725,901 | 3,270,986 | -30.8% |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,506,205 | 4,799,411 | 5,837,707 | 4,727,146 | 4,370,564 | -7.6% |
各指標の増減について
- 売上高: 電子材料事業や化成品事業の販売減少。
- 経常利益: 全体的な売上減少に伴い大きく減少。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 経常利益の減少が主因。
- キャッシュ・フロー: 設備投資や投資活動支出の影響で減少。
リスクについて
この企業が直面するリスクは以下の通りです。
- 原材料の調達リスク: 原油価格及び原材料価格の影響。
- 事故・災害リスク: 自然災害やパンデミックによる生産停止リスク。
- 法的規制: 規制強化や法令違反のリスク。
- 海外事業リスク: 政治・経済情勢の悪化や予期しない規制変更。
- 特定分野への依存: 電子材料事業への依存度が高いことによるリスク。
- 経済動向による需要変動: 広範な業界に影響を受けやすい。
まとめ
大阪有機化学工業株式会社は、安全と環境への配慮を重視しつつも、世界的な不確実性や市場の変動に直面しています。2023年の業績は前年同期比で減少し、特に電子材料事業の低迷が顕著です。今後も経営環境の厳しさは続くと見られますが、新製品の迅速な上市やコスト効率の向上を通じてさらなる成長を目指しています。総合的に見て、現状はやや厳しいものの、未来への戦略が鍵となるでしょう。
この記事では、投資初心者が企業の現状と業績を把握しやすいように、各項目を明確に区別しながらコンパクトにまとめました。赤字と青字で増減率を強調することで視覚的な理解を助けます。次回は、具体的なデータ解析や市場動向の解説を加えて、より詳細に投資リスクや機会を探る内容を提供したいと思います。
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