企業名 | 津田駒工業株式会社 |
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URL | https://www.tsudakoma.co.jp/ |
業種 | 機械 |
決算日 | 11月30日 |
資本金(百万円) | 12316.0 |
所在地 | 金沢市野町5丁目18番18号 |
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企業概要
この企業は、複数の関連会社とともに、主に繊維機械および工作用機器の製造・販売に従事している大手企業です。企業全体での生産活動や経営指標の推移を具体的な数値で把握することができます。
各事業の内容と状況
繊維機械事業
繊維機械事業ではエアジェットルーム、ウォータジェットルームなどの製品の製造販売を行っており、アフターサービスも提供しています。特に中国、インド市場に強みを持ち、新型製品の市場投入や原価低減活動を進めています。本年度は新型エアジェットルームが好評で、受注が増加しました。
工作機械関連事業
工作機械関連事業では、高精度NC円テーブルやマシンバイスなどを提供しています。本年度は特にEV市場向け新製品の開発に注力しており、通常は厳しい市場環境の中でも販売促進を進めました。
従業員について
以下は連結会社の従業員状況の表です:
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
繊維機械事業 | 863 |
工作機械関連事業 | 244 |
全社(共通) | 50 |
合計 | 1157 |
提出会社の従業員についての詳細は次の通りです:
従業員数(名) | 平均年令(才) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
---|---|---|---|
775 | 45.7 | 22.9 | 4,856,954 |
関連企業
主な関連企業は次の通りです:
– 共和電機工業株式会社
– 津田駒機械製造(常熟)有限公司
– 株式会社T-Tech Japan
業績
業績(財務数値)
以下の表は、最近5年間の連結経営指標をまとめたものです:
決算年月 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 純資産額(百万円) | 自己資本比率(%) |
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令和元年11月 | 37,698 | △275 | △594 | 13,839 | 35.55 |
令和2年11月 | 20,851 | △4,688 | △4,520 | 9,296 | 29.19 |
令和3年11月 | 27,796 | △3,605 | △4,495 | 5,252 | 15.90 |
令和4年11月 | 31,189 | △2,583 | △2,567 | 3,164 | 9.08 |
令和5年11月 | 39,278 | △1,295 | △1,246 | 2,115 | 6.34 |
各指標の増減について
売上高は令和4年11月期の31,189百万円から令和5年11月期には25.9%増加し、39,278百万円に達しました。これは特に繊維機械事業における新型エアジェットルームの販売促進が成功したためです。一方で経常利益と当期純利益は未だ赤字ですが、過去5年間で純損失は徐々に縮小しています。
リスクについて
企業が直面している主なリスクは以下の通りです:
- 米中間の政治・経済対立: 繊維機械事業の主力市場である中国と米国の対立は、繊維製品の輸出や設備投資に大きな影響を及ぼします。
- 欧米経済のインフレ懸念: インフレや金利上昇の影響で顧客の設備投資が減少するリスクがあります。
- 中国経済の景気低迷リスク: 中国市場の低迷は大きな懸念で、設備投資の遅延や減少により業績に影響します。
- 供給不足・価格高騰リスク: 半導体や他の原材料の供給不足や価格高騰は生産や納期に影響を及ぼすリスクとして認識されています。
まとめ
当企業の業績は、繊維機械事業と工作機械関連事業の双方で堅調な成長を見せつつあるものの、依然赤字が続いています。中国やインドといった新興市場での販売促進が功を奏しており、今後も堅調に推移すると予測されます。新製品の市場投入や原価低減活動、国際市場特有のリスク管理を徹底することで、持続的な成長を目指す姿勢が見られます。
財務指標の改善が確認できる一方で、依然として多くのリスクが存在しています。現時点の評価として、業績は持ち直しつつあるため、好調の兆しが見受けられますが、高止まりしているリスク要因に対する継続的な監視と対応が必要です。
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