企業名	ファーストブラザーズ株式会社
URL	https://www.firstbrothers.com/
業種	不動産業
決算日	11月30日
資本金（百万円）	100.0
所在地	千代田区丸の内二丁目４番１号

有価証券報告書解説

企業概要

各事業の内容と状況

• 投資運用事業：機関投資家の資産運用を行い、不動産に投資しています。主な収益源はインカムゲインとキャピタルゲインであり、不動産のアセットマネジメント業務も行っています。
• 投資銀行事業：自社資金で安定収益が見込める賃貸不動産等に投資しています。また、プライベートエクイティ投資や社会インフラへの投資も行っています。
• 施設運営事業：宿泊施設などの運営を手掛け、中長期的な視点でホスピタリティサービスを提供しています。

従業員について

従業員数と属性（連結・非連結）

セグメント名	2023年11月末時点の従業員数	臨時雇用者数
投資運用事業・投資銀行事業・施設運営事業	139人	82人
全社（共通）	33人	–
合計	172人	82人

提出会社の従業員データ

指標	数値
従業員数（人）	30
平均年齢（歳）	41.3
平均勤続年数（年）	4.2
平均年間給与（円）	9,007,422
（注：平均年間給与には賞与及び基準外賃金を含む）

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

名称	所在地	資本金 (百万円)	主要な事業	議決権所有割合 (%)	関係内容
ファーストブラザーズ キャピタル㈱	東京都千代田区	100	投資銀行事業	100.0	債務保証、および出向契約
ファーストブラザーズ 投資顧問㈱	東京都千代田区	50	投資運用事業	100.0	業務委託契約
ファーストブラザーズディベロプメント㈱	東京都千代田区	100	投資銀行事業	100.0	債務保証
㈱東日本不動産	青森県弘前市	50	投資銀行事業	99.5	資金の借入

業績

業績のまとめ

以下に主要な業績指標を表で示します。

回次	第16期	第17期	第18期	第19期	第20期
決算年月	2019年11月	2020年11月	2021年11月	2022年11月	2023年11月
売上高	19,838,417千円	15,642,498千円	26,685,474千円	14,284,494千円	22,268,896千円
経常利益	2,810,215千円	1,816,394千円	4,379,936千円	1,356,888千円	3,837,941千円
純利益	2,183,385千円	2,313,136千円	2,795,363千円	1,180,361千円	3,186,895千円
自己資本比率	25.4%	24.7%	25.1%	24.6%	27.0%
１株当たり純資産	1,155.85円	1,299.88円	1,476.71円	1,536.28円	1,734.48円

前期比（％）

指標	前期比 (%)
売上高	+55.9%
経常利益	+182.8%
純利益	+170.0%

各指標の増減について

当期の主要な増減は以下の理由によるものです。

• 売上高の増加：主に投資銀行事業での不動産売却および新規取得が貢献。
• 経常利益の増加：優良な賃貸不動産の取得と売却による利益増。
• 純利益の増加：上記の要素に加え、特別利益の計上によるもの。

リスクについて

この企業特有のリスクは以下の通りです。

1. 不動産市況の変動：不動産市場の変動は直接的に業績に影響を与える可能性があります。
2. 資金調達コストの変動：金利上昇により資金調達コストが増加するリスク。
3. 規制と法的リスク：法令違反や変更に伴う規制リスクが存在します。

まとめ

この企業は、優良な賃貸不動産の取得と売却で好調な業績を維持しており、特に投資銀行事業の成長が大きな要因となっています。しかし、不動産市場の変動や金融環境の変化に対するリスクにも注意が必要です。今後も安定した成長が見込まれますが、投資家は関連リスクを十分に理解しておくべきです。

評価：現状と見通しを総合的に評価すると、業績は好調とみなすことができます。引き続きキャッシュフローの管理とリスクヘッジが重要です。

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