| 企業名 | アスカ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.aska.co.jp/ |
| 業種 | nan |
| 決算日 | 11月30日 |
| 資本金（百万円） | 903.0 |
| 所在地 | 刈谷市新富町二丁目４１番地２ |
有価証券報告書：アスカ株式会社
目次
企業概要
アスカ株式会社は、自動車部品、制御システム、及びロボットシステムの製造・販売を主たる業務としています。さらに、モータースポーツ事業、賃貸及び太陽光事業、損害保険代理業も行っています。
各事業の内容と状況
自動車部品事業
- 主な活動: 自動車用部品の設計・製造・販売
- 主要子会社: AMI株式会社（設計・製作・販売）、PT.AUTO ASKA INDONESIA（製造・販売）、N&Aテック株式会社（製造・販売）
- 現状: 売上高は36,937,573千円で前年同期比+43.7%の増加。
- 見通し: 新型車種の生産と鋼材価格上昇による売上増が期待される。
制御システム事業
- 主な活動: 各種制御システムの設計・製造・販売
- 主要子会社: なし
- 現状: 売上高は3,753,081千円で前年同期比+27.9%の増加。
- 見通し: 得意先からの大型契約が好調に推移しており、今後の受注も堅調に進む見込み。
ロボットシステム事業
- 主な活動: ロボットシステムの設計・製造・販売
- 主要子会社: 株式会社ジャスティス（設計・製作・販売）、ASKA USA CORPORATION（製造・メンテナンス）
- 現状: 国内の受注減もあり売上高は3,270,329千円で前年同期比-3.2%の減少。
- 見通し: 海外市場向けの需要が増加中。コスト削減を進めることで利益の改善を狙う。
モータースポーツ事業
- 主な活動: 自動車レースの開催・運営
- 主要子会社: 株式会社岡山国際サーキット（サーキット運営）、株式会社チームルマン（自動車レース）
- 現状: 売上高は1,316,108千円で前年同期比+7.7%の増加。
- 見通し: 観客動員による増収が期待されるが、イベントの成功に依存する部分が大きい。
賃貸及び太陽光事業
- 主な活動: 倉庫・工場の賃貸および太陽光発電による電力売却
- 主要子会社: なし
- 現状: 売上高は504,609千円で前年同期比+4.3%の増加。
- 見通し: 設備更新や新規案件により安定した収益が見込まれる。
従業員について
| セグメント名 | 従業員数（人） | 平均臨時雇用者数（人） |
|---|---|---|
| 自動車部品事業 | 483 | 118 |
| 制御システム事業 | 95 | 17 |
| ロボットシステム事業 | 115 | 12 |
| モータースポーツ事業 | 39 | 24 |
| 全社（共通） | 24 | 4 |
| 合計 | 756 | 175 |
- 平均年齢: 40.1歳
- 平均勤続年数: 17.0年
- 平均年間給与: 5,446,763円
関連企業
| 企業名 | 資本金 | 主要事業内容 |
|---|---|---|
| 株式会社岡山国際サーキット | 1000万円 | モータースポーツ事業 |
| AMI株式会社 | 800万円 | 自動車部品事業 |
| 株式会社ジャスティス | 1000万円 | ロボットシステム事業 |
| ASKA USA CORPORATION | 300万ドル | ロボットシステム事業 |
| 阿司科機電（上海）有限公司 | 210万ドル | ロボットシステム事業 |
業績
| 指標 | 当期数値 | 前期数値 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 45,433,728千円 | 33,473,455千円 | +35.7% |
| 経常利益 | 2,041,862千円 | 1,297,062千円 | +57.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,403,979千円 | 1,068,071千円 | +31.4% |
各指標の増減について
- 売上高: 自動車部品事業が国内外で拡大し、制御システム事業の大型契約が収益に貢献。
- 経常利益: 円安による為替差益が寄与。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 営業利益の増加と経常利益の増加による影響。
リスクについて
- 市場環境のリスク: 自動車関連メーカー向け売上高が約80%を占めており、自動車市場の低迷が業績に影響を与える可能性。
- 海外事業活動のリスク: 海外各国における法律や規制変更、政治的混乱などのリスク。
- 災害リスク: 生産拠点における大規模災害が生産活動に影響を与える可能性。
まとめ
アスカ株式会社は、自動車部品事業を中心に着実に成長を遂げています。しかし、自動車市場に依存する部分が大きく、海外事業のリスクもあります。全体として、事業は好調であり、特に主力の自動車部品事業が大きな収益をもたらしています。今後も新しい技術や市場開拓を行い、安定した成長を期待できます。
以上がアスカ株式会社の有価証券報告書の概要となります。投資初心者の方でも理解しやすいよう、各指標の説明と現状を明確にしました。将来的な成長性やリスクについて考慮し、総合的な評価を行いました。
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