有価証券報告書の解説
企業概要
川上塗料株式会社は、塗料の製造・販売を主な事業内容とする企業です。当社グループは川上塗料株式会社を中心に、ダイヤス化成株式会社及び関連会社である株式会社友進商会を含む3社で構成されています。
各事業の内容と状況
- 製造: 主に川上塗料株式会社で製造・調色加工を行っています。
- 販売: 川上塗料株式会社が特約店を通じ、また一部直接需要家へ販売しています。
- 子会社: ダイヤス化成株式会社(塗料販売)
- 関連会社: 株式会社友進商会(塗料販売)
従業員について
企業グループ全体
会社名 |
従業員数 |
臨時従業員数 |
川上塗料㈱ |
139 |
[27] |
ダイヤス化成㈱ |
2 |
[1] |
合計 |
141 |
[28] |
提出会社(川上塗料株式会社)
従業員数 |
臨時従業員数 |
平均年齢 |
平均勤続年数 |
平均年間給与(円) |
139 |
[27] |
44.9 |
18.3 |
5,543,113 |
関連企業
名称 |
資本金(千円) |
主要事業内容 |
議決権所有割合 |
関係内容 |
ダイヤス化成㈱ |
12,000 |
塗料販売業 |
100% |
当社製品の販売(役員兼任あり) |
株式会社友進商会 |
10,000 |
塗料販売業 |
31.25% |
当社製品の販売(役員兼任あり) |
業績
連結経営指標等
回次 |
第105期 |
第106期 |
第107期 |
第108期 |
第109期 |
決算年月 |
2019年11月 |
2020年11月 |
2021年11月 |
2022年11月 |
2023年11月 |
売上高 |
5,741,928千円 |
4,880,826千円 |
5,312,034千円 |
5,632,700千円 |
6,142,590千円 |
経常利益 |
268,025千円 |
10,649千円 |
212,579千円 |
213,827千円 |
238,865千円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
198,948千円 |
△2,512千円 |
146,158千円 |
162,213千円 |
203,003千円 |
包括利益 |
308,162千円 |
△58,150千円 |
185,258千円 |
213,729千円 |
362,351千円 |
純資産額 |
2,452,584千円 |
2,369,455千円 |
2,529,548千円 |
2,718,106千円 |
3,055,414千円 |
総資産額 |
7,851,013千円 |
7,063,617千円 |
7,649,862千円 |
7,997,523千円 |
8,344,352千円 |
1株当たり純資産額 |
2,462.48 |
2,379.12 |
2,540.25 |
2,729.93 |
3,068.90 |
1株当たり当期純利益 |
199.75 |
△2.52 |
146.76 |
162.91 |
203.89 |
自己資本比率 |
31.24% |
33.54% |
33.07% |
33.99% |
36.62% |
自己資本利益率 |
8.61% |
– |
5.97% |
6.18% |
7.03% |
営業活動によるキャッシュ・フロー |
318,015千円 |
190,591千円 |
447,289千円 |
206,131千円 |
165,672千円 |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△199,307千円 |
△172,478千円 |
△45,539千円 |
△66,871千円 |
△242,758千円 |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
46,620千円 |
△66,494千円 |
△44,913千円 |
△121,802千円 |
△62,702千円 |
現金及び現金同等物の期末残高 |
1,714,005千円 |
1,665,403千円 |
2,022,946千円 |
2,042,211千円 |
1,903,369千円 |
従業員数 |
142 |
140 |
138 |
141 |
141 |
[平均臨時雇用者数] |
[37] |
[36] |
[34] |
[31] |
[28] |
各指標の増減について
- 売上高: 前期比 +9.1%、主に新型コロナウイルスからの経済活動再開が影響。
- 経常利益: 前期比 +11.7%、売上増加に伴う収益の改善。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 前期比 +25.1%。
- 包括利益: 前期比 +69.6%。
- 純資産額: 前期比 +12.4%。
- 自己資本比率: 前期比 +7.7%。
- 営業キャッシュフロー: 前期比 -19.6%、これは主に売上債権の増加に起因。
- 投資キャッシュフロー: 前期比 -263.2%、生産設備の増強と研究開発への投資が原因。
- 財務キャッシュフロー: 前期比 -48.5%、短期借入金の減少が主な要因。
リスクについて
- クレーム補償: 製品に関する不具合が生じた場合のリスク。
- 外国為替相場の変動: 輸出取引に依存し、為替変動リスクを抱えている。
- 災害・事故・感染症: 自然災害や事故、感染症の発生による業績影響リスク。
- 法規制: 国内外の法律や規制の変更によるリスク。
- 原材料価格の変動: 石油関連製品への依存度が高く、価格変動の影響を受ける。
まとめ
川上塗料株式会社は、コロナ禍からの経済回復により売上高および利益を順調に回復させている企業ですが、投資活動へのキャッシュフローの増加や原材料価格の変動は依然としてリスク要因です。中長期的には、環境配慮型塗料の開発や生産効率の向上を目指しており、これらが成功すればさらに業績の向上が期待されます。総合的には、現時点では好調な状況と言えます。
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