| 企業名 | 株式会社オハラ |
|---|---|
| URL | https://www.ohara-inc.co.jp/ |
| 業種 | ガラス・土石製品 |
| 決算日 | 10月31日 |
| 資本金（百万円） | 5855.0 |
| 所在地 | 相模原市中央区小山１－１５－３０ |
企業概要
当社及び当社の関係会社は、子会社9社及び関連会社1社並びにその他の関係会社であるセイコーグループ株式会社及びキヤノン株式会社で構成されております。主に光事業及びエレクトロニクス事業機器向けガラス素材の製造・販売を行っています。
各事業の内容と状況
光事業
光学ガラス素材、光学機器用レンズ材などの光学製品用途向けの製品群の製造及び販売を行っています。デジタルカメラ市場の縮小をカバーするため、付加価値の高いレンズ加工品の販売比率を高め、収益性の改善を図っています。
エレクトロニクス事業
半導体露光装置向け高均質ガラスや極低膨張ガラスセラミックス、石英ガラスなどのエレクトロニクス製品用途向けの製品群の製造及び販売を行っています。市場の需要増加に対応するための生産設備増強に取り組んでいます。
従業員について
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数（連結） | 1476 |
| 平均臨時雇用者数（連結） | 127 |
| 従業員数（提出会社） | 462 |
| 平均臨時雇用者数（提出会社） | 75 |
| 平均年齢 | 41.5歳 |
| 平均勤続年数 | 16.7年 |
| 平均年間給与 | 6,361,903円 |
関連企業
当社の関連企業は以下の通りです：
- 台湾小原光学股份有限公司（中華民國）
- 台湾小原光学材料股份有限公司（中華民國）
- OHARA OPTICAL(M)SDN.BHD.（マレーシア）
- 小原光学（中山）有限公司（中華人民共和国）
- Ohara Corporation（米国）
- OHARA GmbH（ドイツ）
- 小原光学（香港）有限公司（香港）
- 華光小原光学材料（襄陽）有限公司（中華人民共和国）
業績
| 項目 | 2022年 | 2023年 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 28,304,613 | 28,123,223 | -0.6% |
| 経常利益 | 3,665,733 | 2,603,373 | -29.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,116,163 | 1,572,039 | -25.7% |
| 総資産額 | 60,678,472 | 61,840,420 | 1.9% |
各指標の増減について
売上高及び経常利益は減少していますが、これは主に生産設備の稼働率低下や原燃料費の高騰によるものです。また、販売費及び一般管理費の増加、人件費の増加も影響しています。一方で、総資産額が増加した背景としては、商品及び製品や仕掛品などの棚卸資産が増加したことが挙げられます。
リスクについて
主なリスク要因
- 海外での事業展開に関するリスク：政治的・社会的緊張による影響。
- 人材確保・育成リスク：優秀な人材の確保ができなかった場合の影響。
- 特定市場依存リスク：デジタルカメラ市場への依存。
- 気候変動リスク：GHG排出量削減の取り組みが遅れた場合のリスク。
- 原材料及び資材の高騰リスク：調達困難や価格高騰の影響。
- 情報セキュリティリスク：サイバー攻撃等によるデータ損失等のリスク。
まとめ
当社の2023年の業績はやや減少傾向にありますが、総資産の増加やエレクトロニクス事業の売上拡大などの明るい面も見られます。今後の成長には生産効率の向上や新規事業の創出が鍵となりますが、海外市場リスクや原材料調達リスク等、まだ多くの課題が存在します。持続的な発展を目指し、適切な戦略を講じることが求められます。
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