2023-12-27有価証券報告書 株式会社東京一番フーズ

企業名 株式会社東京一番フーズ
URL https://www.tokyo-ichiban-foods.co.jp/ja/
業種 小売業
決算日 9月30日
資本金(百万円) 517.0
所在地 新宿区新宿5-6-1新宿やわらぎビル4階






有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は飲食事業を中心に、卸売事業、養殖事業、加工事業を統合し、水産物のサプライチェーン・マネジメント(SCM)力のある総合水産企業を目指しています。主要なビジネスラインとして、飲食事業と外販事業を展開しており、国内外に店舗を持つほか、自社養殖魚を用いた高品質な商品を提供しています。

各事業の内容と状況

飲食事業

企業の飲食事業は「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」や「おいしい寿司と活魚料理魚の飯」などのブランドで展開されています。これらの店舗では、自社養殖魚を活用しており、高品質の食材をお客様に直接提供しています。ニューヨークにも「WOKUNI」ブランドでシーフードレストランを展開しており、高評価を得ています。

外販事業

外販事業では、株式会社長崎ファームにおいて自社養殖魚などの活魚・鮮魚を販売しています。この事業では生産から物流・加工までの一貫した体制を整え、鮮度や品質を保証しています。

従業員について

令和5年9月30日現在、連結会社の従業員数は269人、提出会社の従業員数は140人です。

セグメントの名称 従業員数(人) 従業員数(臨時雇用者数)
飲食事業 127 (136)
全社(共通) 13 (2)

平均年齢は32歳11ヶ月、平均勤続年数は7年8ヶ月、平均年間給与は365万2千円です。

関連企業

主要な関連企業としては、株式会社長崎ファーム(100%連結子会社)、Ichiban Foods Inc.(ニューヨーク州、100%連結子会社)、株式会社寿し常(100%連結子会社)などがあります。

業績

項目 2023年 前年比
売上高 (千円) 7,257,075 19.7%
営業利益 (千円) 139,134 370.6%
経常利益 (千円) 181,000 -34.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 109,000 -10.2%

各指標の増減について

売上高は前年に比べて19.7%増加しました。主な要因は外食機会の増加と海外からの旅行者の増加です。営業利益は新型コロナウイルスによる影響が軽減し、既存店の業績が回復したため大幅に増加しました。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は助成金収入があった前期と比較して減少しましたが、一定の成果を確保しています。

リスクについて

この企業特有のリスクとして、主要食材であるとらふぐの価格変動や供給不足が挙げられます。また、労働力不足や法的規制、自然災害などもリスク要因となります。特に関東地域に依存しているため、この地域での災害リスクは大きいです。

まとめ

この企業は、垂直統合型のビジネスモデルで高品質の水産物を提供しており、特に飲食事業では顧客満足度の高いサービスを提供しています。業績はコロナウイルスの影響が軽減されたことで回復していますが、一部の指標では減少も見られます。リスク要因への対応策を強化し、更なる成長を目指している点はポジティブに評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。