| 企業名 | 株式会社イルグルム |
|---|---|
| URL | https://yrglm.co.jp/company/info/ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算日 | 9月末日 |
| 資本金（百万円） | 318.0 |
| 所在地 | 大阪市北区梅田二丁目２番２２号 |
企業概要
当社グループは、主にマーケティングプラットフォーム事業と商流プラットフォーム事業を展開しており、企業のマーケティング活動をデータとテクノロジーで支援することを目指しています。国内有数の広告効果測定ツール「アドエビス」と、EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」が主力製品です。
各事業の内容と状況
マーケティングプラットフォーム事業
広告効果測定サービス「アドエビス」、運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」、動画マーケティングのコンテンツ制作「TOPICA WORKS」、プロジェクト管理ツール「My Redmine」などを提供しています。今期は既存サービスの安定と新サービス展開で増収を達成しましたが、主力サービスの減収で営業利益は減少しました。
商流プラットフォーム事業
EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」及びEC構築・運用支援サービスを提供。利益率の低い大規模EC構築案件の増加により増収しましたが、利益率が低下しました。
従業員について
連結会社の状況
| セグメント名称 | 社員数（名） |
|---|---|
| マーケティングプラットフォーム事業 | 173 |
| 商流プラットフォーム事業 | 29 |
| 全社（共通） | 34 |
| 合計 | 236 |
提出会社の状況
| 従業員数（名） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|
| 142 | 34.3 | 5.0 | 6374 |
関連企業
主要な関連企業には、YRGLM VIETNAM Co., Ltd.、株式会社スプー、株式会社トピカ、ファーエンドテクノロジー株式会社、株式会社イーシーキューブ、株式会社EC-CUBE Innovationsがあります。
業績
| 決算年月 | 2019年9月 | 2020年9月 | 2021年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（千円） | 2,204,381 | 2,618,633 | 2,957,672 | 3,334,143 | 3,626,276 (+8.8%) |
| 経常利益（千円） | 79,022 | 261,181 | 364,295 | 399,971 | 329,476 (-17.6%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（千円） | △34,994 | 183,391 | 239,645 | 236,057 | 197,019 (-16.5%) |
| 自己資本比率（％） | 51.4 | 46.4 | 51.8 | 57.1 | 61.4 (+7.5%) |
各指標の増減について
売上高はインキュベーション領域の成長と商流プラットフォーム事業の高成長により8.8%増加しました。しかし、利益率の高い「アドエビス」の減収やEC構築案件の利益率低下により、経常利益は17.6%減少、親会社株主に帰属する当期純利益は16.5%減少しました。自己資本比率は利益剰余金の増加により7.5ポイント向上しました。
リスクについて
以下のリスクがあります：
- 特定サービスへの依存度：特に「アドエビス」への依存が高いため、その需要の変化が業績に影響を与える可能性があります。
- システム障害や情報セキュリティ：大規模なシステムトラブルや情報漏洩が発生すると、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。
- 市場競争：競争が激化した場合、利益率が低下する可能性があります。
まとめ
当社の業績は、マーケティングプラットフォーム事業の安定成長と商流プラットフォーム事業の高成長に支えられています。今後も持続的な成長を目指す中で、特にリスク管理と効率的な投資が重要です。現状の見通しは、安定しており、成長性も期待できますが、競争が激化する中での柔軟な対応が求められます。
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