企業名 | コーアツ工業株式会社 |
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URL | https://www.koatsuind.co.jp/ |
業種 | 建設業 |
決算日 | 9月30日 |
資本金(百万円) | 1319.0 |
所在地 | 鹿児島市伊敷五丁目17番5号 |
企業概要
当社グループは、プレストレストコンクリート(PC)及び一般コンクリートを用いる土木・建築工事を行っています。また、PC製品及び一般コンクリート製品の製造・販売、型枠の賃貸、不動産の賃貸・販売、そして太陽光発電による売電事業なども展開しております。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は大きく4つに分かれます。
- 建設事業: 一般土木の施工と異なり、橋梁工事や基礎工事、補修工事などを行っております。
- コンクリート製品事業: PC関連コンクリート製品及び一般土木用コンクリート製品の製造・販売を行っています。
- 不動産事業: 不動産の賃貸および販売事業を行っています。
- 売電事業: 太陽光発電による電力の売電事業を行っています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時従業員数(人) |
---|---|---|
建設事業 | 199 | [4] |
コンクリート製品事業 | 62 | [2] |
不動産事業 | - | [-] |
売電事業 | - | [-] |
全社(共通) | 19 | [-] |
合計 | 280 | [6] |
関連企業
主要な関連企業としては株式会社ケイテック(福岡市中央区)があります。ケイテックは建設事業及びコンクリート製品事業を行っており、当社が100%所有しています。
業績
決算年月 | 売上高 (千円) | 経常利益 (千円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 包括利益 (千円) | 純資産額 (千円) | 総資産額 (千円) |
---|---|---|---|---|---|---|
2019年9月 | 11,736,077 | 1,156,813 | 94,378 | 50,850 | 6,488,559 | 11,446,510 |
2020年9月 | 11,045,316 | 822,183 | 619,491 | 616,687 | 7,059,688 | 12,093,021 |
2021年9月 | 10,547,106 | 1,226,275 | 643,260 | 676,097 | 7,674,855 | 12,266,874 |
2022年9月 | 10,079,794 | 913,330 | 561,601 | 498,912 | 8,109,261 | 12,703,288 |
2023年9月 | 9,844,518 (-2.3%) | 397,191 (-56.5%) | 227,684 (-59.5%) | 346,049 (-30.6%) | 8,398,452 (3.6%) | 11,899,041 (-6.3%) |
各指標の増減について
2023年9月期の売上高は2.3%減少し、9,844,518千円となりました。主な要因として、公共事業の削減による受注の落ち込みが挙げられます。経常利益は56.5%減少し、397,191千円となりました。これは原材料費や労務費の高騰が直接的な要因です。また、親会社株主に帰属する当期純利益は59.5%減少しました。この減少は、新型コロナウイルスの影響が多方面で未だ続いていることが原因です。包括利益も同様に30.6%減少しましたが、純資産額は3.6%増加し、健全な財務状況が維持されています。一方、総資産額は6.3%減少しました。
リスクについて
当社の主要なリスクは以下の通りです。
- 公共事業依存リスク: 売上高の約8割~9割を公共工事に依存しているため、予想を超える公共事業の削減が行われた場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 取引先の信用リスク: 工事代金の受領前に取引先が信用不安に陥った場合、資金回収が困難となる可能性があります。
- 資材価格と労務単価の高騰: 資材価格や外注労務単価が高騰した際、請負金額に反映することが困難な場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 自然災害のリスク: 地震や津波などの自然災害により、設備の復旧に多額の費用が発生する可能性があります。
まとめ
現状、当社の業績は厳しい状況が続いていますが、財務基盤は健全であり、今後の公共事業や民間設備投資の増加が見込まれます。リスク管理の強化と人材育成、技術向上に注力することで、中長期的な成長が期待されます。現状の見通しはやや厳しいものの、すべてのセグメントで次なる成長の機会を捉え、持続的な成長を目指しています。
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