2023-11-24有価証券報告書 株式会社FIXER

企業名 株式会社FIXER
URL https://www.fixer.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 8月31日
資本金(百万円) 1213.0
所在地 芝浦1丁目2-3






有価証券報告書の解説記事


企業概要

当社はクラウドネイティブなエンタープライズシステムの構築に強みを持つクラウドインテグレータです。設計から構築、運用までの全工程を一貫して請け負うことで、高品質なエンタープライズシステムを提供しています。

各事業の内容と状況

当社の事業は主に以下の4つの柱から成り立っています:

  • プロジェクト型サービス: 新規システムの開発や既存システムのクラウドへの移行を行います。ウォーターフォール型開発の課題を解消し、アジャイル開発手法の導入により、コストと期間のリスク低減を図っています。
  • リセール: Microsoft AzureやAWSといったクラウドライセンスを顧客に販売しています。顧客に最新の技術情報を提供し、付加価値の向上に努めています。
  • マネージドサービス: クラウド環境の保守・運用を行います。高負荷トランザクションの処理やセキュリティの強化など、顧客企業のニーズに応じたサービス展開をしています。
  • SaaS: 開発したシステムや保守・運用で得た顧客ニーズを基に、プラットフォーム化して提供しています。メタバース基盤によるイベント開催もサポートしています。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
269 28.4 2.3 6096

主に新卒採用による従業員の増加が見られ、これに伴って企業の業容が拡大しています。

関連企業

関連企業についての記載事項はありません。

業績

項目 当期 前期比(%)
売上高 (千円) 11,049,754 -2.7
売上総利益 (千円) 4,047,056 -0.5
営業利益 (千円) 2,110,920 -11.9
経常利益 (千円) 2,089,083 -12.6
当期純利益 (千円) 1,382,385 -7.6

各指標の増減について

売上高と利益率が前年度比で減少しています。その主な理由として、新型コロナウイルス感染症による影響で健康観察に用いられる自動架電サービス(SaaS)の利用が減少したことがあります。また、人材の確保や広告宣伝活動への投資も行いました。

リスクについて

当社の事業において特に注目すべきリスクは以下の通りです:

  • クラウド市場の依存: 主にMicrosoft Azureへの依存が高く、同サービスの市場動向によっては経営に影響を及ぼす可能性があります。
  • 大口取引先への依存: 特に厚生労働省からの受注による売上が大きく、特定の取引関係の終了や減少によるリスクが存在します。
  • 技術革新への対応: クラウド市場の競争は激化しており、技術革新への継続的な対応が求められます。

まとめ

当社はこれまでクラウドインテグレータとして高い評価を受け、特にMicrosoft Azureに強みを持っています。また、様々なプロジェクト経験を通じて技術力を高め続けています。しかしながら、売上や利益が減少している現状に対し、今後はSaaSやマネージドサービスの強化、さらなる人材確保と技術革新への対応が課題となるでしょう。

全体的に見ると、クラウド市場の成長が見込まれる中で競合も増加する状況にあり、当社は持続的成長を目指しているものの、リスクに対する管理も重要です。当社の強みを活かしつつ、課題を的確に対応することで、今後の成長を期待します。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。