2023-10-25有価証券報告書 ビジョナル株式会社

企業名 ビジョナル株式会社
URL https://www.visional.inc/ja/index.html
業種 情報・通信業
決算日 7月31日
資本金(百万円) 6254.0
所在地 渋谷区渋谷二丁目15-1






有価証券報告書の解説


企業概要

株式会社ビズリーチは持株会社としてグループ全体の経営方針と経営管理を行っており、HR TechやIncubationと呼ばれる事業を展開しています。

各事業の内容と状況

ビズリーチ事業

ビズリーチ事業ではプロフェッショナル人材の転職支援を行っており、業界全体の流動性を高めることを目指しています。本年度は累計導入企業数が26,200社を超え、利用ヘッドハンター数も6,600名を超えるなど、順調に成長しています。

HRMOS事業

HRMOS事業では採用管理システムや人材活用システムなどのクラウドサービスを提供しています。新機能のリリースや積極的な営業活動により、利用顧客数が1,546社に拡大し、ARR(Annual Recurring Revenue)は前年同期比31.5%増となりました。

Incubation事業

Incubation事業では、新規事業として物流DXプラットフォームやM&Aマッチングサイトなどを展開しています。本年度は売上高が2,460百万円、セグメント損失は1,401百万円となりました。

従業員について

項目
従業員数 1,550名(うち臨時従業員348名)
平均年齢 38.3歳
平均勤続年数 3.8年
平均年間給与 8,672千円

関連企業

主要な関連企業には以下があります:

  • 株式会社ビズリーチ
  • IEYASU株式会社
  • イージーソフト株式会社
  • 株式会社M&Aサクシード
  • トラボックス株式会社
  • 株式会社ビズヒント
  • 株式会社アシュアード

業績

項目 当期(百万円) 前期比(%)
売上高 56,273 28.0
経常利益 14,373 65.0
親会社株主に帰属する当期純利益 9,928 69.6
純資産額 39,129 26.6
総資産額 57,873 26.0

各指標の増減について

売上高は主要サービスであるビズリーチ事業の成長により大幅に増加しました。特に企業の求人意欲の継続や広告宣伝活動の効果が表れています。経常利益や当期純利益も同様に増加しています。

リスクについて

  • 景気変動の影響:雇用情勢の変動により業績に影響が出る可能性があります。
  • 競合他社の存在:新しい競合他社の登場や既存の競合他社の拡大により市場シェアが削減されるリスクがあります。
  • 新規事業のリスク:新規事業が計画通りに進行しない場合、投資資金の回収が難しくなる可能性があります。

まとめ

株式会社ビズリーチは引き続き人材採用プラットフォームとして成長しています。主要サービスの成長を背景に、経常利益や純利益も大幅に増加しました。一方で、景気変動や市場競争のリスクも意識しつつ、新規事業の開発に注力しています。全体として、ビズリーチの業績は好調であり、今後も成長が期待されます。


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