| 企業名 | 株式会社ゼロ |
|---|---|
| URL | https://www.zero-group.co.jp/ |
| 業種 | 陸運業 |
| 決算日 | 6月30日 |
| 資本金（百万円） | 3390.0 |
| 所在地 | 川崎市幸区堀川町５８０番地ソリッドスクエア西館６階 |
企業概要
当社グループは、株式会社ゼロを中心に、子会社19社と共同支配企業４社で構成されており、親会社はシンガポール、香港、中国、タイ等で事業を展開するタンチョンインターナショナルリミテッドグループです。主要な事業は国内自動車、ヒューマンリソース、一般貨物、海外関連事業です。
各事業の内容と状況
国内自動車関連事業: 車両輸送および納車前整備点検、オークション業務を含むサービスを提供。車両輸送受託台数の増加により業績は堅調。燃料費高騰を燃料サーチャージでカバー。
ヒューマンリソース事業: 主に運行管理や人材派遣を行い、ドライバー派遣などで増収。新規契約の獲得と効率的な運営で利益増。
一般貨物事業: 3PL事業や港湾荷役事業で、バイオマス発電用燃料荷役の増加により増収。
海外関連事業: 中古車輸出や車両輸送、CKD事業を通じて、増収増益。特にマレーシア向けの中古車輸出が好調。
従業員について
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 498 | 45.9 | 13.4 | 5,527,295 |
労働組合の組合員数は835名。管理職に占める女性割合5.4%、男性育児休業取得率66.7%。
関連企業
親会社はタンチョンインターナショナルリミテッドであり、主に自動車製造・流通・販売などを行う大手企業グループ。ゼロプラス関東、ゼロプラス九州等、子会社との繋がりが深い。
業績
| 決算年月 | 売上収益 (百万円) | 税引前利益 (百万円) | 親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) | 総資産額 (百万円) | 基本的１株当たり当期利益 (円) | 営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | 90228 | 3294 | 1658 | 39554 | 99.74 | 1033 |
| 2020年6月 | 89501 | 3679 | 2374 | 44514 | 142.3 | 6538 |
| 2021年6月 | 92171 | 5373 | 3626 | 50935 | 216.55 | 8594 |
| 2022年6月 | 107045 | 3947 | 2535 | 55189 | 150.91 | 3954 |
| 2023年6月 | 132861 | 5080 | 3437 | 56558 | 203.96 | 8778 |
各指標の増減について
売上収益は前年同期比で24.1%増加。主要なインパクトは中古車輸出事業の好調および車両輸送受託台数の増加。税引前利益も前年同期比28.7%増加しました。これにより、親会社の所有者に帰属する当期利益は35.6%増加し、営業活動によるキャッシュ・フローは124%増加しました。
リスクについて
主なリスク要因として、「主要顧客である日産自動車への依存度」が挙げられます。その他、法的規制や自然災害、保有資産の価格下落、為替変動等もリスクとして認識されます。
まとめ
本企業の業績は、国内外の車両輸送事業と中古車輸出事業が好調であり、特にマレーシア向けの中古車輸出が大きな要因です。2023年6月期の業績は、売上収益1,328億円、営業利益50億円を計上しており、今後の事業見通しも堅調です。リスク要因も多々あるが、現在のところ安定した成長を遂げているといえます。特に、法的な規制や為替変動については注意が必要です。
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