2023-09-28有価証券報告書 デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社

企業名 デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
URL https://www.ditgroup.jp/
業種 情報・通信業
決算日 6月30日
資本金(百万円) 453.0
所在地 中央区八丁堀四丁目5番4号






有価証券報告書解説


企業概要

当社グループは、独立系の情報サービス企業として当社及び連結子会社4社により構成されており、ソフトウェア開発事業及びシステム販売事業を営んでいます。

各事業の内容と状況

①ビジネスソリューション事業

業務システム開発事業と運用サポート事業を中心に行っています。前期は公共・通信・製造・ERP関連の案件が好調でしたが、不採算案件の発生により売上の伸びが抑制されました。それに対して、運用サポート事業では顧客の増員や新たな業務領域の広がりにより、大幅な増収増益となりました。

②エンベデッドソリューション事業

車載機器、モバイル機器、情報家電機器及び通信機器のソフトウェア開発を行っています。車載関連の需要が本格的に回復し、売上・利益ともに大幅な増収増益となりました。

③自社商品事業

「WebARGUS」などのサイバーセキュリティ商品や「xoBlos」などの業務効率化商品を提供しています。WebARGUSは堅調な販売を示しましたが、xoBlosは新機能の市場投入遅れにより踊り場を示しました。

従業員について

全体 従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与
1078人 (61人) 38.1歳 9.2年 5,354,403円

関連企業

  • DITマーケティングサービス株式会社
  • DIT America, LLC.
  • 株式会社シンプリズム

業績

指標 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 当期比(%)
売上高 12,355,774 13,495,896 14,444,325 16,156,871 18,149,560 12.3%
経常利益 1,106,433 1,357,890 1,730,182 2,004,172 2,059,580 2.8%
純利益 737,962 978,680 1,196,494 1,439,097 1,447,704 0.6%

各指標の増減について

2023年の売上高は前期比12.3%増となり、主にビジネスソリューション事業とエンベデッドソリューション事業の伸びによるものです。経常利益と純利益も増加しましたが、特に純利益は前期比0.6%増と限定的でした。

リスクについて

技術革新が速い業界であるため、新技術に対応するための人材確保と教育が必要です。また、価格競争の激化による競争力の低下も懸念されています。オフショア開発や人件費の高騰に対応する術も求められます。

まとめ

当社は事業の安定基盤と成長要素の強化を組み合わせて、13期連続の増収増益を達成しました。特に「WebARGUS」などの自社商品の成功が大きなプラス要因とされています。しかし、引き続き技術革新や価格競争などのリスクも存在するため、技術者の育成や市場戦略が重要です。総じて、当社の現状と将来の見通しは好調と評価できますが、市場環境に左右されない体制整備が必要です。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。