2023-09-25有価証券報告書 株式会社スカラ

企業名 株式会社スカラ
URL https://scalagrp.jp/
業種 情報・通信業
決算日 6月30日
資本金(百万円) 1791.0
所在地 渋谷区渋谷二丁目21番1号






有価証券報告書の解説


企業概要

当企業集団(当社及び当社の関係会社)は、IT/AI/IoT/DX事業、カスタマーサポート事業、人材・教育事業、EC事業、保険事業及び投資・インキュベーション事業を行っております。

各事業の内容と状況

下記に各主力事業の詳細と現状、将来の見通しを記載します。

  • IT/AI/IoT/DX事業: 大手企業、地方自治体、政府、官公庁のDX推進に向けた新規サービスの企画、システム開発及びSaaS/ASPサービスの提供を行っています。最近のプロジェクトにはヘルスケアプラットフォームや各種自治体のDX支援などが含まれます。
  • カスタマーサポート事業: コールセンターの運営及びカスタマーサポートコンサルティングを提供。新規の大規模コールセンター案件の受注が進んでいます。
  • 人材・教育事業: 体育会学生や女子学生特化の採用支援、新規開設の幼保園運営、スポーツ教育サービスなど。
  • EC事業: トレーディングカードゲームの買取と販売のECサイト運営。市場は成長基調にあり、最新技術の導入を進めています。
  • 保険事業: ペット保険「いぬとねこの保険」の提供。市場は拡大しており、ブランディングと新商品開発に注力しています。
  • 投資・インキュベーション事業: 事業投資、地方創生、新規事業開発などを実施。多くの官民共創プロジェクトを推進中。

従業員について

連結従業員数

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
IT/AI/IoT/DX事業 307 5
カスタマーサポート事業 30 7
人材・教育事業 161 71
EC事業 55 30
保険事業 20 1
投資・インキュベーション事業 75 10
合計 648 124

提出会社の従業員数

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
59 38.6 5.7 8,525,137

関連企業

企業名 住所 資本金 事業内容 議決権の割合 関係内容
スカラコミュニケーションズ 東京都渋谷区 80,000千円 SaaS/ASPサービスの提供 100.0% 役員の兼任あり
エッグ 鳥取県米子市 10,000千円 システム開発、システム保守 100.0% 役員の兼任あり
スカラサービス 東京都渋谷区 10,000千円 SaaS/ASPサービスの提供 100.0% 役員の兼任あり
readytowork 東京都千代田区 7,600千円 SaaS/ASPサービスの開発、オフショア開発 100.0% 役員の兼任あり

業績

連結経営指標等

決算年月 売上収益(千円) 営業利益(千円) 税引前利益(千円) 親会社の所有者に帰属する当期利益(千円) 当期包括利益合計(千円)
2019年6月 17,112,193 2,153,470 2,137,075 946,164 1,441,722
2020年6月 7,624,625 227,102 203,158 321,168 672,360
2021年6月 8,712,875 413,419 381,681 3,065,161 3,388,079
2022年6月 9,569,367 ー191,801 ー210,918 ー523,037 ー727,325
2023年6月 12,644,395 259,555 233,892 ー218,577 ー118,733

各指標の増減について

2023年6月期において売上収益は前年同期比で32.1%増加しました。これは、IT/AI/IoT/DX事業や人材・教育事業の増収及びEC事業が好調に推移したためです。営業利益は259,555千円で、前年同期の営業損失(191,801千円)から改善されました。ただし、親会社の所有者に帰属する当期利益は2年連続で赤字となっています。

リスクについて

当企業の投資家が特に気にすべきリスクとして以下の点が挙げられます:

  • 事業の成長に依存する技術革新への対応リスク: IT技術の進化に迅速に対応できなかった場合、競争力が低下する可能性がある。
  • サイバーセキュリティリスク: サイバー攻撃やデータ漏洩が発生した場合、多額の賠償や社会的信用の失墜が生じる可能性がある。
  • SLA不達成リスク: 提供するサービスの水準が契約に定められたSLA (サービスレベルアグリーメント) を充足できなかった場合の賠償請求リスク。
  • 人材確保及び育成リスク: 優秀な人材の確保が難しい場合、事業成長に支障をきたす可能性がある。

まとめ

当企業は成長を続けていますが、特にIT/AI/IoT/DX事業が現在の成長の推進力となっています。従業員数が増加し、各セグメントの売上収益が拡大している一方、連続で赤字を計上していることは注意が必要です。リスク管理を強化しつつ、良好な財務体質を維持することが課題です。全体としては成長基調を維持しており、適切なリスク対策が進めば更なる好調な見通しが期待できるでしょう。


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