2023-09-20有価証券報告書 Ｇｅｎｋｙ　ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社

企業概要

当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに附帯する業務を行っております。グループは単一セグメントであり、ドラッグストア事業を中心に展開しています。

各事業の内容と状況

当社グループは、医薬品、化粧品、雑貨、食品等の小売事業を行っています。主要な事業は以下の通りです:

• 医薬品およびドラッグストア事業
• 生鮮食品の販売
• 店内での低価格商品の提供

2023年度の新規出店も順調に進んでおり、地域シェアを高めるための戦略が功を奏しています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数(名)	平均臨時雇用人員(名)
全社	1753	(2,327)
合計	1753	(2,327)

当社の労働組合の組合員数は1,535名です。労使関係は安定しており、特記すべき事項はありません。また、男性労働者の育児休業取得率は57.1％です。

関連企業

名称	住所	資本金(百万円)	主要な事業の内容	議決権の所有割合(％)	関係内容
ゲンキー株式会社	福井県坂井市	800	ドラッグストア事業	100.0	経営指導・資金の貸付・役員の兼任(5名)
ゲンキー食品株式会社	岐阜県安八郡	10	食品製造事業	100.0	経営指導
ゲンキー不動産株式会社	福井県坂井市	10	店舗開発事業	100.0	経営指導・役員の兼任(1名)

業績

決算年月	2019年6月	2020年6月	2021年6月	2022年6月	2023年6月
売上高 (百万円)	103897	123603	142376	154639	169059 (+9.3%)
経常利益 (百万円)	4305	4566	6601	6087	7079 (+16.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)	2697	2755	4831	4420	4764 (+7.8%)
包括利益 (百万円)	2679	2745	4848	4393	4796 (+9.2%)

各指標の増減について

2023年度における売上高の増加は、新規出店と生活必需品のディスカウントが成功した結果です。また、経常利益は仕入価格の抑制と効率的な店舗運営により大幅に増加しました。

リスクについて

当社のリスクとしては以下の点が挙げられます:

• 法的規制: 医薬品販売や出店に関する規制により業績に影響が出る可能性がある。
• 資格者の確保: 薬剤師や登録販売者の確保が計画通り進まない場合、出店計画に影響を及ぼす可能性がある。
• 情報セキュリティ: 個人情報漏洩が発生した場合、社会的信用失墜や損害賠償が生じる可能性がある。
• 自然災害: 自然災害やシステム障害が発生した場合、事業活動に影響を及ぼす可能性がある。

まとめ

本年度の業績は好調であり、売上高、経常利益、当期純利益全てにおいて前年を上回る結果となりました。新規出店も順調に進んでおり、今後の業績見通しも比較的明るいといえます。一方で、法的規制や資格者の確保、情報セキュリティ等に対するリスク管理も必要不可欠です。総じて、当社グループは今後も成長が期待できる企業と言えるでしょう。