2023-08-25有価証券報告書 室町ケミカル株式会社

企業名 室町ケミカル株式会社
URL https://www.muro-chem.co.jp/
業種 医薬品
決算日 5月末日
資本金(百万円) 143.0
所在地 大牟田市新勝立町一丁目38番5






有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は1917年に医薬品の製造販売を目的に設立され、現在では医薬品、健康食品、化学品を事業の柱としています。それぞれの事業において、多様な製品とサービスを提供しています。

各事業の内容と状況

企業は下記の3つの事業を中心に活動を展開しています。

  • 医薬品事業: 主に高カリウム血症改善用原薬や抗凝固薬用原薬の製造・販売を行っています。主な取引先は国内の製薬会社や医薬品商社で、必要な試験・分析も自社で行える体制を整えています。
  • 健康食品事業: スティックゼリーやTパウチゼリーなどの健康食品を製造・販売しています。特徴的な技術として、高度なマスキング技術で健康・美容成分の苦みや匂いを調整し、食べやすく提供する取り組みがあります。
  • 化学品事業: イオン交換樹脂や分離膜、水処理装置の販売・加工を中心に行っています。再生処理や加工技術に強みがあり、多様な用途に応じた対応が可能です。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
205 38.8 8.5 5,133

関連企業

関連企業は特にありません

業績

提出会社の経営指標等
年度 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
売上高 (千円) 5,392,119 5,280,306 4,942,963 5,681,099 6,291,379 +10.7%
経常利益 (千円) 108,133 278,285 339,322 423,041 350,890 -17.1%
当期純利益 (千円) 111,979 34,391 180,714 456,272 256,302 -43.8%

各指標の増減について

当期の売上高は前年同期比10.7%増加しましたが、経常利益と当期純利益はそれぞれ17.1%及び43.8%減少しました。これは健康食品事業の売上不振と製造費用の増加が主な要因です。

リスクについて

企業の主要なリスク要因として以下が挙げられます:

  • 原薬調達の不安定性: 主に海外から原薬を調達しているため、為替リスクや現地の経営環境に大きく影響されます。
  • 顧客の需要変動: 特定顧客に対する依存度が高いため、顧客側の方針変更が経営成績に直接影響を及ぼす可能性があります。
  • 品質管理リスク: 製品の品質管理が行き届かない場合、社会的信用の失墜及び経営成績への影響が生じる可能性があります。
  • 新製品開発リスク: 新製品開発における失敗等、研究開発が収益につながらないリスクがあります。

まとめ

この企業は医薬品、健康食品、化学品の3つの事業を柱に、多岐にわたる製品・サービスの提供を行っています。現在の経営環境において、売上高は増加していますが、特定の事業における売上不振や製造費用の増加が経常利益と純利益の減少につながっています。将来的には、各事業の強化とリスク管理を行い、持続的な成長を目指すことが予想されます。今後の展望としては、一層の技術革新や市場の変動に対応する柔軟性が重要です。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 三洋化成工業株式会社
No.2 株式会社ツムラ
No.3 日本カーバイド工業株式会社
No.4 ゼリア新薬工業株式会社
No.5 小野薬品工業株式会社
No.6 アステラス製薬株式会社
No.7 久光製薬株式会社
No.8 持田製薬株式会社
No.9 名糖産業株式会社
No.10 中外製薬株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。