2023-06-30有価証券報告書 株式会社ＣＡＰＩＴＡ

企業概要

当社は、サービスステーションを中心とした石油事業、サイクルショップといった専門店など、地域の皆様に豊かなライフスタイルを提供しております。
事業内容としては、石油事業（サービスステーションの経営、石油製品の卸・直販、中古車販売および鈑金事業）、専門店事業（自転車の販売・修理）、不動産事業（不動産賃貸および販売と損害保険の代理店業務）を展開しています。

各事業の内容と状況

石油事業

• サービスステーション等の経営
• 石油製品の卸・直販
• 中古車販売および鈑金事業

石油事業は、サービスステーションの経営を通じて地域社会に貢献しています。また、石油製品の卸・直販を行い、二次的に収益を上げています。

専門店事業

自転車の販売・修理を主な業務とし、インポートブランド車の販売や顧客の注文に応じた組み立て販売を行っています。
健康志向の高まりを背景に、通園、通学、通勤に自転車の利用が増加し、一定の需要が見込まれます。

不動産事業

不動産賃貸および販売、損害保険の代理店業務を行っております。保有物件は満室稼働が続いており、安定した収益を上げています。

従業員について

当社には、2012年に結成された労働組合があり、全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟に加盟しています。組合員数は110名であり、労使関係は良好に推移しています。

関連企業

業績

各指標の増減について

売上高は前期比0.0％と横ばいで推移しました。一方、ロシア・ウクライナ問題と原油価格の高騰により、石油事業における燃料油の利益が伸び悩んだため、営業利益および経常利益はそれぞれ1.5％、1.6％の減少となりました。

リスクについて

当社特有のリスクとして、以下の点が挙げられます。

• 原油価格の変動リスク：石油製品の仕入れ価格が変動し、利益に影響を与える可能性があります。
• 気象条件の変動リスク：暖冬などの気候変動により、石油製品の需要が減少する可能性があります。
• 環境汚染リスク：石油製品の流出による土壌汚染や水質汚染が発生した場合、賠償責任が生じる可能性があります。
• システム障害リスク：自然災害や機械の故障による情報システムの障害が発生した場合、業務遂行に影響を与える可能性があります。
• 個人情報漏洩リスク：保有する個人情報が漏洩した場合、顧客の信頼を失う可能性があります。

まとめ

現在の経営環境において、当社は強い競争力と持続可能な成長を目指しています。石油事業においては、新しい収益構造を確立し、専門店事業の拡大に努めています。不動産事業も安定した収益を上げており、全体として堅調な成績を見せていますが、全般的にはやや不調が続いています。今後の課題としては、原油価格の変動リスクおよび環境問題への対応が挙げられます。