| 企業名 | 株式会社椿本チエイン |
|---|---|
| URL | https://www.tsubakimoto.jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 17076.0 |
| 所在地 | 大阪市北区中之島三丁目３番３号 |
企業概要
当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社73社および関連会社8社で構成され、その主な事業内容はドライブチェーン、コンベヤチェーン(以上、チェーン)、減速機、直線作動機(以上、モーションコントロール)、エンジン用タイミングチェーンシステム（以上、モビリティ）、搬送・仕分け・保管システム（以上、マテハン）の製造、販売等であります。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は「チェーン」「モーションコントロール」「モビリティ」「マテハン」という4つの柱で構成されています。
- チェーン事業: ドライブチェーン、小形コンベヤチェーン、大形コンベヤチェーンの製造・販売を行っています。販売が好調に推移しており、特に日本、米州、欧州の市場で需要が増加しています。
- モーションコントロール事業: 減速機や直線作動機、クラッチ、軸継手などのトルク伝達商品を提供。各市場における需要増により、収益が増加しています。
- モビリティ事業: エンジン用タイミングチェーンシステムの製造・販売。自動車市場の需要回復と供給チェーンの改善により売上が増加しています。
- マテハン事業: 物流業界向けや自動車業界向けシステムの提供。米州、欧州での売上増加が見込まれます。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
|---|---|
| チェーン | 2,833 |
| モーションコントロール | 954 |
| モビリティ | 2,473 |
| マテハン | 1,923 |
| その他 | 174 |
| 全社(共通) | 334 |
| 合計 | 8,691 |
関連企業
主要な関連企業には以下の子会社があります。
- ㈱椿本カスタムチエン
- ㈱椿本スプロケット
- ツバキ山久チエイン㈱
- U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC.
- TSUBAKI KABELSCHLEPP AMERICA, INC.
業績
| 決算年月 | 売上高 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | 純資産額 (百万円) | 総資産額 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月期 | 238,515 | 21,621 | 13,779 | 10,520 | 175,454 | 305,916 |
| 2020年3月期 | 226,423 | 16,698 | 11,576 | 8,423 | 176,055 | 294,098 |
| 2021年3月期 | 193,399 | 11,026 | 8,706 | 14,822 | 187,494 | 307,332 |
| 2022年3月期 | 215,879 | 20,045 | 14,543 | 25,825 | 209,757 | 332,620 |
| 2023年3月期 | 251,574 | 20,958 | 13,742 | 21,642 | 226,582 | 345,878 |
各指標の増減について
2022年3月期と2023年3月期の業績を比較すると、売上高は前年同期比で16.5%増加し、経常利益は4.6%増加しています。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は5.5%減少しています。この主な原因として、のれん等の減損損失の計上が挙げられます。
リスクについて
当社グループが直面するリスクには、以下のようなものがあります。
- 市場環境変動のリスク: 自動車業界における需要変動や構造変化などが業績に影響を与える可能性があります。
- 気候変動に関するリスク: 気候変動や環境規制への対応が遅れた場合、事業機会の損失やコストの増加が見込まれます。
- 地政学的リスク: 海外での事業展開に伴い、政治的・軍事的要因によるリスクが存在します。
- 品質リスク: 製品の不具合や品質問題が発生した場合、当社のブランドイメージや経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 情報セキュリティリスク: サイバー攻撃などによりシステムが停止した場合、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
当社グループの業績は、売上高や経常利益が増加傾向にあり、特にチェーン事業が好調に推移しています。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は注意が必要です。市場環境や地政学的リスク、気候変動への対応など多様なリスクに対処しながら、今後の成長を目指す必要があります。全体的には安定した成長が見込まれますが、リスク管理の重要性は高まっています。
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