| 企業名 | 株式会社大阪ソーダ |
|---|---|
| URL | https://www.osaka-soda.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 15870.0 |
| 所在地 | 大阪市西区阿波座１丁目１２番１８号 |
企業概要
この企業は、基礎化学品、機能化学品、住宅設備などの製造・販売を手掛けている企業です。主要製品にはかせいソーダ、アリルエーテル類、ダップ樹脂などがあります。また、国内外で複数の連結子会社や関連企業を持ち、製品の製造、販売、物流まで一貫して対応しています。
各事業の内容と状況
企業は三つの主要事業を展開しています。
- 基礎化学品: かせいソーダ、塩酸、液化塩素などの製造・販売を行っています。これらの製品は主にダイソーケミカル株式会社を通じて販売されています。
- 機能化学品: アリルエーテル類や医薬品精製材料などを製造・販売しており、様々な関連企業が関与しています。
- 住宅設備ほか: ダップ加工材や住宅関連製品の製造・販売を行っています。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 638 | 42.0 | 16.6 | 7093 |
従業員は基礎化学品部門に228名、機能化学品部門に205名、全社共通で205名が所属しています。
関連企業
企業は多数の連結子会社や関連企業を持ち、それぞれの役割を担っています。以下は主要な関連企業です。
- ダイソーケミカル株式会社: 化学製品の販売を担当。
- ダイソーエンジニアリング株式会社: 電極の製造および化学設備の設計・施工を担当。
- サンヨーファイン株式会社: 医薬品原薬・中間体の製造・販売を担当。
業績
| 回次 | 第164期 | 第165期 | 第166期 | 第167期 | 第168期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
| 売上高（百万円） | 107,874 | 105,477 | 97,266 | 88,084 | 104,208 |
| 経常利益（百万円） | 10,053 | 10,321 | 8,838 | 13,435 | 17,164 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 6,793 | 6,506 | 6,050 | 9,442 | 10,570 |
各指標の増減について
売上高は前年同期比プロフィットマージン経常利益が大幅に増加しています（+27.8%）。これは主に基礎化学品および機能化学品の売上増加によるものです。親会社株主に帰属する当期純利益も増加（+12.0%）し、過去最高益を記録しました。
リスクについて
企業が直面するリスクには以下のようなものがあります。
- 競合リスク: 市場価格の変動や他社との競争によるリスク。
- 原材料の調達リスク: 複数の供給元からの安定した調達が困難になる可能性。
- 海外展開リスク: 海外における政治経済情勢の変動に伴うリスク。
- 気候変動リスク: 炭素価格の上昇など規制対応コストの増加。
まとめ
この企業は優れた経常利益と純利益で過去最高益を達成しており、全体的に好調な業績を維持しています。基礎化学品および機能化学品事業が順調に拡大しており、今後も成長が期待されます。しかし、市場競争や原材料調達のリスクに対処するための適切な戦略とリスク管理が必要です。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層強化しつつ、企業価値の向上を目指すことが求められます。
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