2023-06-30有価証券報告書 株式会社オービック

企業名 株式会社オービック
URL https://www.obic.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 19178.0
所在地 中央区京橋二丁目4番15号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、株式会社オービック及び連結子会社一社並びに持分法適用関連会社二社により構成されており、事業は主に企業情報システムのシステムインテグレーション事業、システムサポート事業、オフィスオートメーション事業及び業務用パッケージソフト事業を行っています。

各事業の内容と状況

当社グループの事業内容は以下の通りです。

  • システムインテグレーション事業: 統合基幹業務システムを提供し、主に製造・販売を行っています。
  • システムサポート事業: 統合基幹業務システムの運用支援・保守等を行っています。
  • オフィスオートメーション事業: OA機器一般及びコンピュータサプライ用品の仕入れと販売を行っています。
  • 業務用パッケージソフト事業: 財務会計等のパッケージソフトを製造・販売していますが、関連会社が担当しています。

従業員について

2023年3月31日現在の従業員状況は以下の通りです。

会社名 セグメントの名称 従業員数(人)
株式会社オービック システムインテグレーション事業及びシステムサポート事業 1888
株式会社オービックオフィスオートメーション オフィスオートメーション事業 194
合計 2082

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

名称 住所 資本金 (百万円) 主要な事業内容 議決権の所有割合 (%) 関係内容
株式会社オービックオフィスオートメーション 東京都中央区 320 オフィスオートメーション事業 100 同社仕入商品の購入
株式会社オービーシステム 大阪市中央区 74 システムインテグレーション事業 38.5 当社との営業取引はありません。
株式会社オービックビジネスコンサルタント 東京都新宿区 10519 業務用パッケージソフト事業 36.2 同社製造製品の購入

業績

主要な経営指標等の推移
回次 決算年月 売上高 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 包括利益 (百万円) 純資産額 (百万円) 総資産額 (百万円) 1株当たり純資産額 (円) 1株当たり当期純利益金額 (円) 自己資本比率 (%) 自己資本利益率 (%) 株価収益率 (倍) 営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 現金及び現金同等物の期末残高 (百万円)
第52期 2019年3月 74163 41927 32223 32201 218476 244909 2456.16 362.26 89.2 15.5 30.8 29843 △8209 △11119 119972
第53期 2020年3月 80488 46012 35096 33036 238392 264596 2680.06 394.56 90.1 15.4 35.9 31999 △9238 △13120 129612
第54期 2021年3月 83862 52600 38001 42755 266025 298257 2990.72 427.22 89.2 15.1 47.4 41677 △5422 △15121 150745
第55期 2022年3月 89476 60174 43500 50506 293567 323927 3310.49 489.96 90.6 15.5 37.6 38972 △44053 △22965 122699
第56期 2023年3月 100167 70223 50116 54874 327864 366708 3697.16 565.14 89.4 16.1 37.0 52960 1282 △20619 156321

各指標の増減について

主要な指標の増減とその理由は以下の通りです。

  • 売上高: 2023年3月期の売上高は、前期比11.9%増加しました。主要な要因は、統合業務ソフトウェア「OBIC7」の販売増加とクラウドソリューションの採用率向上です。
  • 経常利益: 前期比16.7%増加。販売増加と効率的な営業活動の成果が反映されています。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 前期比15.2%増加。営業利益の増加が主要な要因です。
  • 包括利益: 前期比8.6%増加。主に売上高と親会社株主に帰属する当期純利益の増加によるものです。
  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 前期比35.9%増加。主に純利益の増加によるものです。
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: 1282百万円への増加。前年の大規模投資に伴う影響が解消され、小規模な投資にとどまりました。

リスクについて

当社の業績や経営に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下の通りです。

  • 技術革新と製品開発に関するリスク: 技術の進展速度が速いため、その対応が遅れると製品開発の遅延やコスト増加などのリスクがあります。
  • 人材流失とノウハウ喪失に関するリスク: 優秀な人材の流失が業績に直接影響を与える重要なリスクです。
  • 情報セキュリティに関するリスク: サイバー攻撃や情報漏洩による社会的信用の低下などのリスクが存在します。
  • 環境・気候変動に関するリスク: 気候変動に伴う自然災害や環境規制に対応するためのコスト増加などのリスクがあります。

まとめ

株式会社オービックの連結業績は近年好調に推移しており、売上高、経常利益、当期純利益いずれも増加しています。技術開発においてはクラウドソリューションなど新たな事業分野にも着実に対応しており、リスク管理や人材育成にも積極的に取り組んでいます。今後もさらに顧客第一主義を徹底し、企業のデジタル変革を支援することで安定的な成長が期待されます。投資家としては、引き続き注目すべき企業と言えるでしょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。