| 企業名 | 愛眼株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.aigan.co.jp/ |
| 業種 | 小売業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 5478.0 |
| 所在地 | 大阪市天王寺区大道４丁目９番１２号 |
企業概要
愛眼株式会社は眼鏡・サングラス・補聴器等の販売を行う企業であり、3つの事業セグメント（眼鏡小売、眼鏡卸売、海外眼鏡販売）に分かれています。特に国内市場での販売に強みを持ち、「愛眼ブランド」としての地位を確立しています。
各事業の内容と状況
- 眼鏡小売：主力商品は眼鏡、サングラス、補聴器です。新規出店と既存店の改装を進めています。
- 眼鏡卸売：主に眼鏡、サングラス、補聴器を取り扱います。
- 海外眼鏡販売：中国市場での展開を行っていますが、2022年末に北京愛眼眼鏡有限公司の清算を進めています。
従業員について
| 部門 | 従業員数（人） | 平均臨時従業員数（人） |
|---|---|---|
| 眼鏡小売 | 688 | （388） |
| 眼鏡卸売 | 2 | （1） |
| 海外眼鏡販売 | 2 | （0） |
| 全社（共通） | 22 | （13） |
| 合計 | 714 | （402） |
関連企業
- ネオック株式会社：眼鏡小売を行い、当社からの仕入と役員の兼任をしています。
- 北京愛眼眼鏡有限公司：解散および清算が決定しており、海外眼鏡販売をしていました。
業績
| 指標 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 前期比 (%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 16,231 | 15,429 | 13,562 | 13,804 | 14,198 | 2.9 |
| 経常利益（百万円） | 307 | 138 | -447 | -438 | -385 | 12.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 165 | -12 | -557 | -690 | -803 | -16.4 |
| 包括利益（百万円） | 110 | -56 | -484 | -684 | -775 | -13.3 |
| 純資産額（百万円） | 14,223 | 14,089 | 13,604 | 12,920 | 12,144 | -6.0 |
各指標の増減について
売上高は2.9％増加していますが、純資産額や包括利益は減少しています。これにより、経常利益も若干改善傾向にあるものの依然として赤字です。親会社株主に帰属する当期純利益は16.4％の減少となり、経費の増大や商品の需要低下が影響しています。
リスクについて
1. 新型コロナウイルス感染症：依然として商業施設内店舗の客足が回復していないことが影響しています。また、固定資産の減損や新規出店ペースの鈍化が懸念されています。
2. 出店地域：期待通りの店舗展開が困難な場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
3. 業界動向：低価格競争や視力矯正手術の普及によって市場規模が縮小するリスクがあります。
4. 競合他社：周辺の同業他社や、ファッション雑貨店、コンタクトレンズ販売店との競合が激化しています。
5. 人材確保及び育成：新規出店を支える人材の確保と育成が重要な課題となっています。
6. 個人情報の取扱い：万が一情報流出が発生した場合、社会的評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
愛眼株式会社の現状は、新型コロナウイルス感染症の影響や競合他社との厳しい競合状況により、業績は厳しい状況が続いています。ただし、一部の指標においては改善が見られ、特に売上高が2.9％増加という明るい兆しもあります。今後は、経営資源の効率的な活用と、顧客満足度向上を図る対策が求められます。全体として、企業の業績改善にはまだ時間がかかると見られますが、適切な戦略を実行することで回復の見込みがあります。
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