2023-06-30有価証券報告書平和紙業株式会社

有価証券報告書解説

企業概要

本記事では、有価証券報告書の内容を投資初心者の方にも分かりやすく解説します。

当社グループは、和洋紙卸売業と不動産賃貸業を主要な業務としています。和洋紙卸売業では、製品の物流、保管、加工業務も行い、特殊紙や高付加価値の紙製品を中心に取り扱っています。不動産賃貸業では、連結子会社を通じて賃貸収入を得ています。

区分	人数（人）	平均年齢（歳）	平均勤続年数（年）	平均年間給与（千円）
連結会社	204	―	―	―
提出会社	146	45.2	20.0	5354

名称	住所	資本金	主要な事業の内容	議決権の所有割合又は被所有割合（％）	関係内容
平和興産㈱	大阪府東大阪市	60,000千円	物流・保管・紙加工業、不動産賃貸	100	物流・保管・紙加工業、不動産賃貸。役員の兼任等有
㈱辻和	名古屋市中区	10,000千円	和洋紙卸売業	100	和洋紙仕入・販売。役員の兼任等有
平和紙業（香港）有限公司	中国香港	1,000万HK$	和洋紙卸売業	100	和洋紙仕入・販売。役員の兼任等有

項目	2019年3月期	2020年3月期	2021年3月期	2022年3月期	2023年3月期	前期比
売上高（千円）	19,110,850	18,387,998	14,611,427	15,619,399	16,068,886	2.9%
経常利益（千円）	341,400	249,726	△19,758	133,624	192,110	43.8%
親会社株主に帰属する当期純利益（千円）	225,826	154,600	△34,785	87,256	874,804	902.6%
包括利益（千円）	219,179	△12,396	170,864	△88,676	1,050,751	－

当期の各指標において、売上高は前期比2.9％増、経常利益は43.8％増、親会社株主に帰属する当期純利益は902.6％増と大幅な増加となっています。この要因は、特別利益の計上や高付加価値商品の販売が堅調に推移したことによります。

当社が抱える主なリスクとしては、紙需要および市況の変動リスク、固定資産や商品在庫の減損リスク、コスト上昇リスク、気候変動等による自然災害の発生リスクなどが挙げられます。特に、デジタル化の進展に伴う紙媒体の需要減少が経営成績に影響を与える可能性があります。

当社の業績は、特殊紙を中心とする高付加価値商品の販売が堅調に推移し、前年同月比で大幅な増益を達成しています。しかし、デジタル化の進展や各種リスクが存在するため、投資家としてはこれらのリスクを理解し、慎重に検討する必要があります。総じて、目下の業績と見通しは好調であると評価しています。

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。