2023-06-30有価証券報告書 トレーディア株式会社

企業名 トレーディア株式会社
URL https://tradia.co.jp/
業種 倉庫・運輸関連業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 735.0
所在地 神戸市中央区海岸通一丁目2番22号






有価証券報告書 解説


企業概要

トレーディア株式会社は、輸出入部門、国際部門、倉庫部門を営み、世界各地の企業と連携し、総合物流サービスを提供しています。五大港(神戸、大阪、名古屋、京浜、横浜)を中心とした物流拠点で長年の経験を生かし、品質の高い物流サービスを展開しています。

各事業の内容と状況

輸出部門

輸出部門は、輸出書類の作成、貨物の梱包、通関手続、船舶への輸送、現地配送を行っています。五大港での一貫責任体制で、高品質なサービスを提供しています。関連会社として、阪神コンテナー輸送株式会社や三笠陸運株式会社、広瀬産業海運株式会社が陸運サービスを行っています。

輸入部門

輸入部門は、海外産地から国内納入先までの船舶やコンテナ等の手配、関連官公庁への申請、関税の延納申請、貨物の受取と引渡しを行っており、五大港を拠点に自家倉庫などを使用しています。

国際部門

国際部門は、日本と諸外国間の海上運送を行い、ドア・ツー・ドアの一貫した輸送サービスを提供しています。錦茂国際物流(上海)有限公司が中国市場で業務を行っています。

倉庫部門

阪神地区における自社所有の倉庫設備を貸し出し、賃料収入を得ています。

その他の部門

船内荷役や損害保険代理業務を行うソーラー・エンタープライズ株式会社などがあります。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
輸出部門 102
輸入部門 132
国際部門 53
その他 40
合計 327

従業員の平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は18.1年、平均年間給与は5,580,337円です。

関連企業

  • 大日物流株式会社(東京) – 輸出入業務請負
  • ソーラー・エンタープライズ株式会社(神戸) – 損害保険代理業
  • 阪神コンテナー輸送株式会社(神戸) – 海上コンテナ陸運業
  • 三笠陸運株式会社(神戸) – トラック陸運業
  • 広瀬産業海運株式会社(大阪) – はしけ運送業
  • 錦茂国際物流(上海)有限公司(上海) – 物流事業

業績

回次 決算年月 営業収入 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 包括利益 (百万円) 純資産額 (百万円) 総資産額 (百万円) 1株当たり純資産額 (円) 1株当たり当期純利益 (円) 自己資本比率 (%)
第89期 2019年3月 14,974 199 169 104 2,757 9,208 1881.96 115.45 29.9
第90期 2020年3月 14,484 90 51 △207 2,573 8,465 1756.53 34.81 30.4
第91期 2021年3月 14,937 156 108 377 2,906 9,291 1983.96 74.11 31.3
第92期 2022年3月 18,390 444 306 364 3,225 10,112 2202.91 209.32 31.9
第93期 2023年3月 19,855 619 518 528 3,680 10,425 2513.49 353.95 35.3

各指標の増減について

当期の営業収入は198億55百万円(前年同期比8.0% )、経常利益は6億19百万円(前年同期比39.3% )、親会社株主に帰属する当期純利益は5億18百万円(前年同期比69.0% )、包括利益は5億28百万円(前年同期比45.0% )、純資産額は36億80百万(前年同期比14.1% )となり、総資産額は104億25百万円(前年同期比3.2% )となっています。

リスクについて

トレーディア株式会社の主なリスク要因として以下が挙げられます:

  • 取引先の財務健全性や信用リスクに対する対策
  • 法的リスク:法令や契約違反による損害賠償リスク
  • 社会リスク:反社会的攻撃により甚大な損害を被るリスク
  • システムリスク:サイバー攻撃によるシステムダウンや不正使用
  • 大規模災害リスク:自然災害やパンデミックによる事業影響
  • 主要取引先・取扱い貨物への依存リスク:特定の取引先や貨物に依存することで国内外の環境変化の影響を受けやすい
  • 特定の貿易相手国への依存リスク:特に中国関連の輸入依存度が高いため、貿易摩擦や紛争等の影響を受ける可能性

まとめ

トレーディア株式会社は、輸出入部門、国際部門など多岐にわたる事業を展開しており、各部門の安定した業績と成長を確保しています。特に、国際部門での利益貢献が大きく、全体の成長に寄与しています。

当期の業績は前年度と比較して全体的に好調で、営業収入、経常利益、純利益ともに増加しました。ただし、特定の取引先や輸入貨物への依存度が高いため、外部環境の変化には注意が必要です。これらの点を踏まえつつ、トレーディア株式会社は引き続き業績の安定と成長を目指した対策を講じていく必要があります。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 乾汽船株式会社
No.2 東海運株式会社
No.3 太洋物産株式会社
No.4 センコーグループホールディングス株式会社
No.5 株式会社中央倉庫
No.6 株式会社ティラド
No.7 株式会社トランザクション
No.8 株式会社大日光・エンジニアリング
No.9 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
No.10 株式会社住友倉庫

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。