2023-06-30有価証券報告書 エバラ食品工業株式会社

企業名 エバラ食品工業株式会社
URL https://www.ebarafoods.com/
業種 食料品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1387.0
所在地 横浜市西区みなとみらい四丁目4番5号 横浜アイマークプレイス




有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社9社及び持分法適用関連会社1社によって構成されており、調味料及びそれに関連する事業を国内外で展開しています。主要な事業セグメントは「食品事業」、「物流事業」及び「その他事業」に分かれています。

各事業の内容と状況

食品事業: 家庭用商品では「黄金の味」や「プチッと鍋」などの調味料を製造販売しています。業務用商品においても、外食産業向けのソースやスープ類を提供しています。海外事業では、中国や東南アジア市場で事業を展開しており、新規顧客の開拓に注力しています。

物流事業: 株式会社エバラ物流が倉庫業、貨物運送取扱業を行っており、既存物流センターの拡張と顧客の輸送需要に応じた取引拡大を図っています。

その他事業: 株式会社横浜エージェンシー&コミュニケーションズが広告宣伝事業及び人材派遣事業を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(円)
食品事業 482(144) 41歳 1ヶ月 17年 9ヶ月 6,870,583
物流事業 83(20) nan nan nan
その他 11(2) nan nan nan
全社(共通) 26(5) nan nan nan
合計 706(186) nan nan nan

関連企業

株式会社エバラビジネス・マネジメント: グループ会社の経営管理や新規事業推進を行う中間持株会社です。
荏原食品香港有限公司: 調味料の製造販売を行っています。
台灣荏原食品股份有限公司: 調味料の製造販売を行っています。
EBARA SINGAPORE PTE. LTD.: 調味料の製造販売を行っています。
EBARA FOODS (THAILAND) CO., LTD.: 調味料の製造販売を行っています。
EBARA FOODS MALAYSIA SDN. BHD.: 調味料の製造販売を行っています。

業績

回次 決算年月 売上高 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)
第61期 2019年3月 51,306 2,488 1,649 4,005
第62期 2020年3月 51,228 2,375 1,482 2,876
第63期 2021年3月 51,334 3,738 2,506 4,735
第64期 2022年3月 43,345 3,666 2,704 3,326
第65期 2023年3月 43,419 3,180 2,177 2,814

各指標の増減について

2023年3月期の売上高は前年比で0.2%増加しており、特に業務用商品の売上伸長が寄与しています。ただし、原材料価格の高騰や商品構成の変化による売上原価率上昇の影響で、経常利益は前年比13.3%減少しました。営業活動によるキャッシュ・フローも前期比で減少しています。

リスクについて

食品の安全性: フードテロ、異物混入、アレルギー表示未記載などが発生した場合、ブランド価値の毀損と経営成績に影響を与える可能性があります。これに対して、品質管理委員会の設置や「FSSC22000」の取得などでリスクを低減しています。

市場動向: 国内市場は縮小傾向にあり、消費者嗜好の変化や競争激化の影響があります。これに対して、主力商品群の収益拡大や新価値創造に取り組んでいます。

原材料の価格変動及び調達: 気候変動や国際需給動向により原材料価格が変動するリスクがあります。これに対して、サプライヤーとの連携体制を強化し、安定的な調達を心がけています。

業績の季節的変動: 主力商品カテゴリの需要期が偏重する傾向があります。通年販売型商品の拡充や季節変動の大きい商品群の汎用メニュー訴求に努めています。

まとめ

当社グループは、食品事業を中心に様々な事業を展開しており、特に業務用商品の売上伸長が顕著です。しかし、原材料価格の高騰や商品構成の変化という課題に直面しています。これらのリスクに対して、品質管理体制の強化や新価値創造による企業成長を目指した取り組みを進めており、今後も安定した成長が期待されます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。