| 企業名 | 鉄建建設株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.tekken.co.jp/ |
| 業種 | 建設業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 18293.0 |
| 所在地 | 千代田区神田三崎町二丁目５番３号 |
企業概要
鉄建建設株式会社は、土木工事・建築工事を主な事業とし、その他に不動産事業なども展開しています。国内外で事業を展開し、高い技術力と安全な施工を提供することで社会インフラの発展に貢献しています。
各事業の内容と状況
鉄建建設の事業は以下のように分かれています：
- 土木工事：道路や橋、トンネル工事などインフラ関連の施工。
- 建築工事：商業施設や住宅、オフィスビルなど建物の施工。
- 不動産事業：不動産の売買・賃貸、土地開発。
- 付帯事業：建設資機材の販売や警備業務。
主要子会社や関連会社もこれらの各分野で活動し、技術支援や材料供給などで親会社をサポートしています。
従業員について
| 事業セグメント | 従業員数（人） | 平均臨時雇用者数（人） |
|---|---|---|
| 土木工事 | 803 | 173 |
| 建築工事 | 662 | 99 |
| 不動産事業 | 15 | 3 |
| 付帯事業 | 101 | 24 |
| 全社（共通） | 363 | 29 |
| その他 | 19 | 3 |
| 合計 | 1963 | 331 |
従業員の平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は15.7年、平均年間給与は8,188,742円です。また、労働組合が存在し、働きやすい環境作りを目指しています。
関連企業
- テッケン興産株式会社：不動産事業、付帯事業。
- 株式会社ジェイテック：土木工事。
- 鉄建プロパティーズ株式会社：不動産事業、付帯事業。
業績
| 指標 | 第81期 | 第82期 | 前期比/当期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 151,551 | 160,743 | +6.1% |
| 経常利益（百万円） | 6,224 | 965 | -84.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 4,706 | 2,360 | -49.8% |
| 包括利益（百万円） | 3,105 | 2,055 | -33.8% |
| 純資産額（百万円） | 63,931 | 65,543 | +2.5% |
| 総資産額（百万円） | 173,079 | 183,396 | +6.0% |
| 自己資本比率（％） | 36.7% | 35.5% | -1.2ポイント |
各指標の増減について
売上高は完成工事高の増加により増加しましたが、経常利益と純利益は減少しました。これは建設物価の高騰や一部の海外工事の採算悪化に伴う工事損失引当金の影響です。純資産額と総資産額はそれぞれ増加しましたが、自己資本比率は若干減少しました。
リスクについて
- 公共事業投資の減少：予想を上回る公共投資の減少が業績に影響を与える可能性があります。
- 品質管理：重大な瑕疵による損害賠償が発生した場合のリスク。
- 災害や事故：工事事故や労働災害が発生した場合のリスク。
- 自然災害：地震や洪水による事業活動の停止や復旧コストの発生。
- 資材・労務費の高騰：工事原価の増加によるリスク。
- 取引先の信用不安：取引先の業績悪化が業績に与える影響。
- 海外事業：戦争・テロ・政治不安などのリスク。
まとめ
鉄建建設株式会社は、インフラ整備や公共工事を中心に安定した業績を持つ企業ですが、近年の建設物価の高騰や海外事業のリスクが業績に影響を与えています。今後も安全性と品質の確保に努め、デジタル技術の導入などで業務効率化を図りつつ、持続可能な社会の実現を目指していくことが重要です。中期経営計画の目標達成には多くの課題が残されていますが、新しい技術開発や企業グループの連携強化により、成長が期待できるでしょう。
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