| 企業名 | 竹田ｉＰホールディングス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.takedaip-hd.co.jp/ |
| 業種 | その他製品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 1937.0 |
| 所在地 | 名古屋市昭和区白金一丁目１１番１０号 |
企業概要
当社グループは、印刷事業と物販事業を中心に、多岐にわたる事業を展開しています。印刷事業では、商業印刷や半導体関連マスクの製造に強みを持ち、物販事業では印刷機械や資材の提供を行っています。また、日本国内外で16社の関係会社を有し、グローバルに事業を展開しています。
各事業の内容と状況
印刷事業
商業印刷を中心に、カタログやチラシ、新聞などの印刷物を手掛けています。デジタル化の進展に伴い紙媒体の需要が減少している中、印刷事業の競争力を強化するため、顧客の課題解決に向けたワンストップソリューション提案を推進しています。
半導体関連マスク事業
ICパッケージや基板用のスクリーンマスク、フォトマスクの製造を行っています。世界的な半導体不足や米中貿易摩擦の影響を受けつつも、堅調な推移を見せています。今後の成長に向け、国内外での事業強化を図っています。
物販事業
印刷機械や資材の販売を通じて、印刷業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。設備投資需要の回復を背景に、売上の増加が見込まれます。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（名） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|---|
| 印刷 | 480 | 42.3 | 16.7 | 5206 |
当社の労働組合は1947年に結成され、現在の組合員数は44名です。労使関係は円満に推移しています。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
| 名称 | 住所 | 資本金 （百万円） | 主要な事業 の内容 | 議決権の所有 割合（％） | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社光文堂 | 名古屋市中区 | 315 | 物販 | 100.0 | 印刷機械・資材の仕入、不動産の賃貸、 役員の兼任 ３名 |
| 東京プロセスサービス株式会社 | 神奈川県藤沢市 | 50 | 印刷 | 100.0 | 半導体関連マスクの受発注、資金の貸付、債務の保証、役員の兼任 ２名 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高（百万円） | 経常利益（百万円） | 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 包括利益（百万円） | 純資産額（百万円） | 総資産額（百万円） | １株当たり純資産額（円） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第81期 | 2019年３月 | 36,155 | 669 | -373 | -540 | 15,023 | 31,111 | 1843.08 |
| 第82期 | 2020年３月 | 35,651 | 588 | 381 | 308 | 15,226 | 30,956 | 1857.54 |
| 第83期 | 2021年３月 | 31,108 | 478 | -1,342 | -1,025 | 14,048 | 29,605 | 1708.14 |
| 第84期 | 2022年３月 | 30,600 | 921 | 758 | 918 | 14,932 | 28,970 | 1807.93 |
| 第85期 | 2023年３月 | 32,863 | 1,061 | 840 | 1,016 | 15,821 | 29,892 | 1908.11 |
各指標の増減について
当期の経常利益は前期比15.2％増となりましたが、半導体関連マスク事業の堅調な推移と物販事業の回復が主要な要因です。親会社株主に帰属する当期純利益も前期比10.8％増となり、引き続き安定した業績を維持しています。
リスクについて
主要なリスクは以下の通りです。
- 印刷関連市場（紙媒体）の縮小：デジタル化の進展による紙媒体の需要減少が継続しており、印刷市場全体が縮小しています。
- 原材料の価格高騰：印刷用紙やインクなどの主要材料の価格高騰が業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 情報セキュリティ：顧客の機密情報や個人情報を取り扱うため、情報セキュリティの強化が不可欠です。
- 気候変動リスク：温室効果ガス排出規制や自然災害が業務に影響を与えるリスクがあります。
まとめ
当社グループは、厳しい市場環境の中でもコア事業の強化と新事業開発を進め、安定した業績を維持しています。今後もワンストップソリューションの提供を通じて顧客の課題解決を支援し、持続可能な社会の実現を目指す経営方針を掲げ、さらなる成長を目指します。現状において、業績は好調と評価できます。
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