2023-06-29有価証券報告書 株式会社ヴィア・ホールディングス

企業概要

株式会社ヴィア・ホールディングスは飲食店を展開する外食サービス事業を行っています。 グループには、扇屋東日本、扇屋西日本、フードリーム、一丁、一源、紅とんの6社が含まれており、それぞれ異なる飲食業態を展開しています。

各事業の内容と状況

外食サービス事業は、以下のように展開されています:

子会社	事業内容	店舗数(直営/FC)
扇屋東日本	小型の飲食店舗「備長扇屋」「やきとりの扇屋」など	122店(直営:92店, FC:30店)
扇屋西日本	小型の飲食店舗「備長扇屋」「やきとりの扇屋」など	82店
フードリーム	ショッピングセンターを中心とした飲食店舗、「パステル」「双喜亭」「ステーキハウス松木」など	75店

従業員について

2023年3月31日現在、グループ全体の従業員数は1,265名、そのうち正社員は360名です。以下の表は主な従業員情報をまとめたものです:

属性	人数
従業員数(連結)	360名 (1,265名)
従業員数(単体)	31名（6名）
平均年齢	47.3歳
平均勤続年数	14.2年
平均年間給与	4791千円

関連企業

ヴィア・ホールディングスの主要な関連企業は、以下の6社です:

会社名	所在地	資本金(百万円)	主要事業	議決権割合(%)
扇屋東日本	東京都新宿区	50	外食サービス事業	100
扇屋西日本	東京都新宿区	50	外食サービス事業	100
フードリーム	東京都新宿区	50	外食サービス事業	100
一丁	東京都新宿区	50	外食サービス事業	99
一源	東京都新宿区	50	外食サービス事業	100
紅とん	東京都新宿区	50	外食サービス事業	100

業績

2023年3月期の主要な業績指標は以下の通りです:

指標	当期	前期比
売上高(百万円)	14,553	+41.9%
営業損失(百万円)	△933	+17.0%
経常損失(百万円)	△1,000	-32.3%
親会社株主に帰属する当期純損失(百万円)	△1,329	-∞%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で41.9%増となり、営業損失も17.0%改善しましたが、経常損失と親会社株主に帰属する当期純損失は悪化しました。これは主に、新型コロナウイルス感染症の影響が顕在したためです。

リスクについて

ヴィア・ホールディングスに投資する際に考慮すべきリスクは以下の通りです:

• 食品の安全性に関するリスク
• 法的規制の強化に関するリスク
• 季節変動や天災に関するリスク
• エネルギー供給に関するリスク
• 価格競争のリスク
• 減損会計に関するリスク
• 賃借物件への依存リスク
• フランチャイズ契約店舗に関するリスク
• 情報システムに関するリスク
• 有利子負債依存度に関するリスク
• M&Aに関するリスク
• 敷金及び保証金に関するリスク
• 出退店政策に関するリスク
• 外食業界の動向に関するリスク
• 人材の確保及び育成のリスク
• 商標権に関するリスク
• 会計制度・税制等の変更に関するリスク
• 新型コロナウイルス感染症の影響

まとめ

株式会社ヴィア・ホールディングスは、外食産業に特化した単一セグメントで事業を行っています。2023年3月期の業績は、新型コロナウイルス感染症の影響から立ち直りつつありますが、今後の成長には、既存店の売上増加や人材の確保、財務基盤の強化が課題となっています。これを踏まえたうえで、慎重な投資判断が求められます。