2023-06-29有価証券報告書株式会社レアジョブ

有価証券報告書の解説記事

企業概要

当社グループは、英語関連事業を中心に展開しており、主力サービスは「レアジョブ英会話」。フィリピン在住の講師を活用し、オンライン英会話レッスンを提供しています。また、法人向けサービスや教育機関向けサービスも提供しています。

個人、法人、教育機関ユーザー向けに、英語学習サービスを展開しています。個人向けにはマンツーマンで行う英会話レッスンや資格取得支援のオンライン学習を提供。法人向けにはビジネス英語やグローバルリーダー育成研修、教育機関向けには学校での英語教育支援を行っています。

2019年以降の連結売上高及び経常利益の推移を見ると、売上高は総じて増加傾向にあり、経常利益も安定していますが、2022年には一時的に減少しています。

従業員数(名)	平均年齢(歳)	平均勤続年数(年)	平均年間給与(千円)
64 (臨時従業員 16名)	39.0	5.1	6385

連結従業員数は778名、臨時従業員35名います。特に海外子会社の組織再編により前年度比83名減少していますが、日本国内における主要な従業員数及び待遇に関する指標は安定しています。

回次	決算年月	売上高(千円)	経常利益(千円)	親会社株主に帰属する当期純利益(千円)	包括利益(千円)	純資産額(千円)
第12期	2019年3月	3,639,843	169,406	124,600	156,066	1,350,256
第13期	2020年3月	4,512,451	415,747	205,258	183,290	1,602,235
第14期	2021年3月	5,331,926	628,974	391,365	405,987	2,116,882
第15期	2022年3月	5,598,296	242,132	184,947	201,669	2,479,220
第16期	2023年3月	5,787,323	279,430	194,038	160,946	2,624,428

売上高は前年比3.4% 増加、経常利益は15.4% 増加、親会社株主に帰属する当期純利益は4.9% 増加しました。包括利益は20.2% 減少しています。

売上高の増加は法人および教育機関向けサービスの売上増加が主な要因です。一方、包括利益の減少は、為替変動の影響や一部コスト増加によるものです。経常利益は増加しましたが、これは一部の営業外収益の増加によるものが大きいです。

フィリピンのカントリーリスク、新規事業への過剰投資、システム障害、競争激化、為替リスクなどが挙げられます。フィリピンにおける政情不安や法律変更は大きなリスク要因であり、また、急速な技術変化にも迅速に対応する必要があります。

当社グループは継続的な売上成長を達成していますが、包括利益の減少やシステム投資など一点集中リスクも存在します。中長期的にはK12領域への注力と「AIアセスメントカンパニー」としての進化によってさらなる成長が期待されます。現状と見通しを踏まえると、やや好調と評価します。

No.1	ビズメイツ株式会社
No.2	株式会社市進ホールディングス
No.3	株式会社ライトワークス
No.4	株式会社ジェイック
No.5	チエル株式会社
No.6	Ｉｎｓｔｉｔｕｔｉｏｎ　ｆｏｒ　ａ　Ｇｌｏｂａｌ　Ｓｏｃｉｅｔｙ株式会社
No.7	株式会社ＰＯＰＥＲ
No.8	株式会社プログリット
No.9	株式会社コプロ・ホールディングス
No.10	スローガン株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。