2023-06-29有価証券報告書 株式会社ニップン

企業名 株式会社ニップン
URL https://www.nippn.co.jp/
業種 食料品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 12240.0
所在地 千代田区麹町四丁目8番地





投資初心者のための有価証券報告書の解説

企業概要

株式会社ニップンは、小麦粉やそば粉の製造を行う製粉事業を主軸に、家庭用小麦粉から冷凍食品、中食関連食品の製造・販売を行う食品事業を展開しています。その他にも、不動産賃貸やペットフード製造、機械装置の設計製作など多岐にわたる事業を手掛けています。

各事業の内容と状況

ニップンは以下の事業を主要な事業領域として展開しています。

  • 製粉事業: 国内外で小麦粉やそば粉を製造・販売しており、市場の品質要求に応じた課題解決型営業を推進しています。
  • 食品事業: 家庭用小麦粉やパスタ、冷凍食品などを製造し、国内外で販売しています。昨年度よりその他の国際市場への展開も積極的に行っています。
  • その他事業: 不動産賃貸、ペットフード製造、機械装置の設計製作など多様な事業を展開しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数 (人) 臨時雇用者数 (人)
製粉事業 623 71
食品事業 2024 3152
その他 837 1644
全社(共通) 364 86
合計 3848 4953

また平均年齢は39才9か月、平均勤続年数は15年7か月、平均年収は7235036円です。

関連企業

ニップンは60社の子会社と24社の関連会社を持ち、以下の主要な企業と事業を展開しています。

  • 松屋製粉㈱: そば粉の製造販売。
  • ニップン商事㈱: 小麦粉、砂糖、飼料等の販売。
  • オーマイ㈱: パスタ類の製造販売。
  • Pasta Montana, L.L.C.: 米国でのパスタ類の製造販売。

業績

指標 2022年3月期 2023年3月期 増減率
売上高 (百万円) 321317 365525 13.8%
営業利益 (百万円) 11282 12288 8.9%
経常利益 (百万円) 14270 14816 3.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 9327 10260 10.0%

各指標の増減について

当期の業績は、国内での需要回復と価格改定が主要因となり、売上高や利益全般で増加を見せました。営業利益、経常利益と純利益のいずれも前年同期比でプラスとなっています。

リスクについて

ニップンのリスクとして以下の点が挙げられます。

  • 貿易自由化の進展と麦政策の変更: TPP等の貿易自由化や麦政策変更が、小麦粉関連製品に影響を与える可能性。
  • 為替の変動: 原材料輸入に伴う為替リスク。
  • 物流の委託: ドライバー不足や物流体制の変化に対応するための対策が求められる。

まとめ

ニップンは、国内外での需要回復と価格改定の効果により業績は好調を維持しています。しかし、貿易自由化の進展や原材料調達のリスクなど、いくつかのリスク要因も存在しています。製粉事業や食品事業におけるさらなる拡大を目指し、リスク管理を強化することが求められます。全体として、現状の業績は好調であり、今後の見通しも明るいと言えます。

AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 株式会社日清製粉グループ本社
No.2 わらべや日洋ホールディングス株式会社
No.3 株式会社ニッピ
No.4 日清食品ホールディングス株式会社
No.5 山崎製パン株式会社
No.6 鳥越製粉株式会社
No.7 林兼産業株式会社
No.8 ユタカフーズ株式会社
No.9 日東富士製粉株式会社
No.10 オーウイル株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。