2023-06-29有価証券報告書 株式会社オーケーエム

企業名 株式会社オーケーエム
URL https://www.okm-net.jp/
業種 機械
決算日 3月末日
資本金(百万円) 1178.0
所在地 蒲生郡日野町大字大谷446番地の1






有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、主に流体制御機器の製造・販売を行っています。建築、発電、造船や各種プラントなど幅広い分野で使用されるバルブの製造が主力となっており、「陸用」と「舶用」に市場区分されています。

各事業の内容と状況

企業はバルブ製造販売事業を行っており、「陸用」と「舶用」の市場区分に応じて製品を提供しています。

  • 陸用: 工場、建築設備、化学、電力ガス、鉄鋼、水処理等の市場
  • 舶用: 造船業界で使用される船舶排ガス用バルブ

特に、舶用市場では、厳しい環境規制に対応するためのバルブ製造販売で強みを持っています。

従業員について

従業員に関する情報は以下の通りです。

事業部門の名称 従業員数(人)
バルブ製造販売事業 257
全社(共通) 77
合計 334

平均年齢: 41.2 歳

平均勤続年数: 11.1 年

平均年間給与: 5,493,608 円

関連企業

以下の主要な関連企業があります。

名称 所在地 資本金 主要な事業の内容
OKM VALVE(M)SDN.BHD. マレーシア 7,500千RM バルブ製造販売
奥村閥門(江蘇)有限公司 中国江蘇省 47,000千元 バルブ製造販売

業績

この企業の最近の業績は以下の通りです。

項目 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (千円) 8,646,186 8,852,118 8,759,358 8,456,374 9,164,286 +8.4%
経常利益 (千円) 1,335,461 849,447 1,025,962 724,912 870,137 +20.0%
親会社株主に帰属する 当期純利益 (千円) 891,193 573,307 749,698 850,111 767,289 -9.7%
包括利益 (千円) 795,971 555,381 740,308 1,019,578 893,775 -12.4%
純資産額 (千円) 5,161,388 5,650,465 7,681,484 8,520,275 9,209,875 +8.1%
総資産額 (千円) 10,884,916 10,318,395 12,006,462 12,365,775 12,574,659 +1.7%
1株当たり当期純利益 (円) 268.82 172.93 205.64 188.09 169.77 -9.7%
自己資本比率 (%) 47.4 54.8 64.0 68.9 73.2 +4.3%

各指標の増減について

売上高は前年比8.4%増加し、9,164,286千円となっています。これは主に、石油化学関連や鉄鋼・金属向け需要が堅調に推移したこと及び船舶排ガス用バルブの売上増加によるものです。

経常利益は前年比20.0%増加し、870,137千円です。これは、原材料価格の高止まりや人件費の増加等の減益要因を販売価格改定の取り組みによっておおよそ相殺できたためです。

親会社株主に帰属する当期純利益は前年比9.7%減少し、767,289千円となりました。これは、前年同期に計上した子会社からの補助金収入が当期には計上されなかったためです。

リスクについて

この企業特有のリスクとして以下の点に注意が必要です。

  • 原材料高騰リスク:主要金属価格の急騰や供給不足リスク
  • カントリーリスク:主にマレーシア及び中国での生産や販売における政治・経済的不安定要因
  • 製品認証に関するリスク:認証の獲得・更新の不確実性
  • 価格競争リスク:競合他社によるマーケットシェアの争奪
  • 自然災害リスク:地震や台風等の影響

まとめ

この企業は、流体制御機器市場で強みを持ち、特に舶用船舶排ガス用バルブでの優位性があります。業績は増加傾向にあり、主要市場での需要が堅調に推移しています。ただし、原材料価格の高騰やカントリーリスク等の不確実性にも留意が必要です。

総じて、企業の業績は安定しており、見通しも良好ですが、外部環境の変動に対する対応力も必要とされます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 株式会社中北製作所
No.2 株式会社ヨシタケ
No.3 株式会社ハマイ
No.4 株式会社酉島製作所
No.5 イーグル工業株式会社
No.6 株式会社キッツ
No.7 株式会社日阪製作所
No.8 株式会社KVK
No.9 株式会社横田製作所
No.10 岡野バルブ製造株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。