2023-06-29有価証券報告書 株式会社エスライン

企業名 株式会社エスライングループ本社
URL https://sline.co.jp/
業種 陸運業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2237.0
所在地 羽島郡岐南町平成四丁目68番地






有価証券報告書の解説


企業概要

有価証券報告書提出会社(以下、「当社」)の企業グループは、子会社21社(連結子会社19社、持分法適用子会社1社、持分法非適用子会社1社)および関連会社1社で構成し、その事業内容の主たるものは物流関連事業です。各社がそれぞれの区域と分野を分担しながら有機的に結合し、相互に協力して事業活動を展開しています。

各事業の内容と状況

当社グループの事業は大きく物流関連事業と不動産関連事業、その他の事業に分かれます。物流関連事業では、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、損害保険代理業などを展開しています。特に貨物自動車運送事業では、全国を結ぶ幹線道路を軸に、特別積合せ貨物や一般貨物の輸送を行っています。

従業員について

セグメント 従業員数(名) 平均臨時雇用者数(名)
物流関連事業 2,090 1,119
不動産関連事業
その他 53 10
全社(共通) 2 31
合計 2,145 1,160

関連企業

以下は当社の主要な関連企業です。

  • ㈱エスラインギフ
  • ㈱エスライン九州
  • ㈱エスラインヒダ
  • ㈱スリーエス物流
  • ㈱スワロー物流岐阜

業績

以下は当期の業績数値とその比較です。


項目 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 前期比
営業収益(百万円) 49,136 48,999 47,782 48,254 48,065 -0.4%
経常利益(百万円) 1,756 1,058 1,629 1,431 1,038 -27.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 969 3,118 971 966 1,446 +49.7%

各指標の増減について

営業収益は若干の減少が見られますが、当期純利益は大幅に増加しています。これは、固定資産売却益が「その他の収益」として含まれることにより、一時的に利益が増加したためです。一方で、経常利益の減少は、燃料価格の上昇などに伴う輸送コストの増加が影響しています。

リスクについて

当社グループの事業にはいくつかのリスクがあります。その中でも特に重要なのは以下のリスクです。

  • 燃料価格の変動リスク: ディーゼル燃料の価格変動は、輸送業務のコストに直結します。
  • 労働力不足: ドライバーの確保が困難になる場合、運営コストが増加する可能性があります。
  • 情報漏洩リスク: 顧客情報を多く扱っているため、情報漏洩防止策を強化していますが、万が一漏洩が起きた際には大きな影響が予想されます。

まとめ

2023年3月期は、当期純利益が大きく増加した一方で、経常利益や営業収益の減少が見られました。これらの数値は、今後の燃料価格の動向や労働力確保の状況に大きく依存しています。総じて、現状の業績はやや不調ですが、適切な対策と事業戦略を続けることで改善の余地があります。引き続き「ありがとう創造計画」に基づいた施策を実行することで、企業価値の向上を目指します。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。