企業名 | 松尾電機株式会社 |
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URL | https://www.ncc-matsuo.co.jp/ja/ |
業種 | 電気機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 2469.0 |
所在地 | 豊中市千成町3丁目5番3号 |
企業概要
この企業は、コンデンサおよびマイクロヒューズ等の回路保護素子を中心とした、電子部品の製造販売事業を行っています。主な製品には、タンタル電解コンデンサやフィルムコンデンサなどがあり、これらの製造販売を通じて世界中のエレクトロニクス市場に貢献しています。
各事業の内容と状況
企業の事業は以下の三つのセグメントに分かれています。
- タンタルコンデンサ事業: タンタル電解コンデンサの製造販売を行っています。
- 回路保護素子事業: マイクロヒューズ、サージアブソーバの製造販売を行っています。
- その他: フィルムコンデンサの製造販売を行っています。
タンタルコンデンサ事業と回路保護素子事業が主な収益源となっており、その他の収益も補完している状況です。
従業員について
従業員に関する情報は以下の通りです:
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
239 | 49.6 | 27.8 | 4619 |
また、各セグメントの従業員数は以下の通りです:
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
タンタルコンデンサ事業 | 144 |
回路保護素子事業 | 31 |
その他 | 25 |
全社(共通) | 39 |
合計 | 239 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです:
名称 | 住所 | 資本金 (千円) | 主要な事業の内容 | 議決権の所有(%) | 関係内容 |
---|---|---|---|---|---|
釜屋電機株式会社 | 神奈川県大和市 | 499,554 | 各種電子部品製造、販売 | 26.2 | 当社製品の販売 |
業績
最新の業績について以下の表にまとめました:
項目 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 前期比(%) |
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売上高 (千円) | 4,383,836 | 3,659,006 | 3,803,820 | 4,709,382 | 4,649,491 | -1.3 |
経常利益 (千円) | 53,797 | 21,497 | 233,949 | 568,133 | 528,390 | -7.0 |
当期純利益 (千円) | △647,341 | △193,136 | 134,471 | △223,941 | 306,632 | +236.8 |
各指標の増減について
2023年3月末の業績について以下の要因がありました:
- 売上高: タンタルコンデンサの需要減少が原因で前年同期比で1.3%減少。
- 経常利益: 生産効率の改善に努めたものの、原材料価格や光熱費の高騰、研究開発費の増加により7.0%の減少。
- 当期純利益: 独占禁止法等関連損失の計上額が減少したことにより306,632千円と大幅に改善。
リスクについて
この企業特有のリスクとして以下が挙げられます:
- 市場環境の変化: 経済状況や需要変動に対する影響。
- 原材料の安定調達: 特に希少金属タンタルの価格変動。
- 在庫リスク: 仕様変更による不動在庫化リスク。
- 主要な販売先の依存: 売上の31%を占めるデンソーグループへの依存。
- 新製品及び新技術の企業化: 技術革新の速さに対応する必要性。
- 自然災害や新型コロナウイルス感染症等: サプライチェーンや生産設備への影響。
まとめ
この企業の業績は、売上高と経常利益が微減しているものの、当期純利益は大幅に改善しています。しかしながら、原材料価格の変動リスクや市場環境の変化、主要な販売先への依存など、多くのリスクも抱えています。
総合的に見て、この企業は現状および見通しに関していくつかの不確実性がありますが、適切なリスク管理を行い、新製品開発の進展を見守る必要があります。これらを踏まえ、現時点では「横ばい」と評価しますが、将来的な伸びに期待を寄せています。
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