2023-06-29有価証券報告書 日本製罐株式会社

企業名 日本製罐株式会社
URL https://www.nihonseikan.co.jp/
業種 金属製品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 738.0
所在地 さいたま市北区吉野町2丁目275番地






有価証券報告書の解説 – 投資初心者向け


企業概要

日本製罐株式会社は、主に金属缶の製造販売および不動産賃貸事業を展開する企業です。創業から100年以上の歴史を持ち、関東地区と関西地区に拠点を有しています。主要な関連企業として、金属缶の製造販売を行う新生製缶株式会社があります。

各事業の内容と状況

日本製罐株式会社は、以下の2つの主要事業を展開しています。

  • 金属缶製造販売事業: 主に18L缶と美術缶を製造・販売しています。この事業は売上の主要部分を占め、近年の鋼材価格の上昇等も順調に価格転嫁されています。
  • 不動産賃貸事業: 自社保有不動産における賃貸収入を得ています。近年では稼働率が高く安定した収益を確保しています。

従業員について

従業員数 平均年齢 (歳) 平均勤続年数 (年) 平均年間給与 (円)
134 42.2 12.6 5,161,923

臨時雇用者を含む従業員数は18人です。管理部門等を含めた全社の従業員数は219人で、組織の運営が安定的に行われています。

関連企業

主要な関連企業として、新生製缶株式会社が挙げられます。関西地区を中心に18L缶の製造を行い、関東地区では日本製罐株式会社がOEM生産を行っています。

業績

決算年月 売上高 (千円) 経常利益 (千円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 包括利益 (千円)
2019年3月 10,496,561 203,907 123,949 263,591
2020年3月 10,144,312 97,839 63,438 145,051
2021年3月 10,983,007 258,140 297,048 701,007
2022年3月 10,472,199 220,889 236,572 △389,437
2023年3月 10,919,983 268,023 289,827 341,992

各指標の増減について

最新の2023年3月期における各指標の増減理由や要因について、以下のように分析されています。

  • 売上高: 主に18L缶の鋼材価格上昇分の転嫁による増加が寄与しています。
  • 経常利益: 売上高の増加に伴う利益増加がありました。
  • 包括利益: 投資有価証券売却益などにより大きく増加しました。

リスクについて

この企業には以下のリスクがあります。

  • 材料価格の変動リスク: 鋼材などの原材料価格が急激に上昇する場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 景気変動リスク: 世界的な経済不安や為替の影響により、売上や利益が変動するリスクがあります。
  • 需要変動リスク: 主要市場となる塗料・化学品の需要減少は、長期的に業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

まとめ

日本製罐株式会社は、安定した事業基盤と確固たる経営方針により、堅実な成長を続けています。最新の業績は全体的に好調であり、新たな成長機会を見通すことができます。しかし、鋼材価格の変動や需要減少などのリスクも存在するため、慎重な判断と長期的な視野を持つことが重要です。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 東洋製罐グループホールディングス株式会社
No.2 ホッカンホールディングス株式会社
No.3 中国工業株式会社
No.4 東洋製罐グループホールディングス株式会社
No.5 株式会社稲葉製作所
No.6 竹本容器株式会社
No.7 小野建株式会社
No.8 モリ工業株式会社
No.9 株式会社カノークス
No.10 大和工業株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。