2023-06-29有価証券報告書 日本プラスト株式会社

企業名 日本プラスト株式会社
URL https://www.n-plast.co.jp/
業種 輸送用機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 3206.0
所在地 富士宮市山宮3507番地15






有価証券報告書解説


企業概要

当社グループは、自動車部品の製造販売を主な事業としております。主な事業セグメントは、日本、北米、中国、東南アジアであり、安全部品と樹脂部品の2つの主要部門があります。

各事業の内容と状況

安全部品部門: ステアリングホイール・エアバッグモジュール等を製造販売。

樹脂部品部門: 内装樹脂製品、外装樹脂製品を製造販売。

直近の見通しとして、従来の自動車に加え自動運転やEVの需要増加が期待されており、更なる成長が見込まれますが、原材料価格や為替の変動に注意する必要があります。

従業員について

従業員数 平均年齢 平均給与(千円)
996名 40.6歳 5,080千円

また、従業員のうち管理職に占める女性労働者の割合は2.6%、男性の育児休業取得率は10.3%となっています。

関連企業

主要な関連企業には、ニートン・オート・プロダクツ(米国)、ニホンプラストメヒカーナ(メキシコ)、中山富拉司特工業有限公司(中国)等があります。

業績

回次 第81期 第82期 第83期 第84期 第85期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高(百万円) 115,563 106,141 83,065 86,504 103,359 (+19.5%)
経常利益(損失)(百万円) 5,442 4,021 1,669 -289 -749(-159%)
純利益(損失)(百万円) 3,882 2,356 -1,045 -8,018 -3,602(+55%)
包括利益(百万円) 2,635 1,549 -1,405 -5,047 -969(+80.8%)

各指標の増減について

売上高は前期比で19.5%増加。新車効果や為替影響で増収となった。一方で、経常利益や純利益は赤字が続きましたが、特に中国での減収や原材料の高騰が影響しています。

リスクについて

当社特有のリスクとして、原材料価格の変動、為替リスク、競争激化などが挙げられます。また、主力顧客(例:日産自動車、本田技研工業)からの依存度が高く、これらの企業の経営戦略変更や販売減少が業績に大きく影響する可能性があります。

まとめ

当社の業績は全体的に回復傾向にありますが、依然として厳しい状況が続いております。特に中国や原材料価格の影響が大きく、経常利益と純利益での赤字が目立ちます。当社は今後も新技術の開発や効率化による安定収益の確保を目指しつつ、企業価値の最大化を追求していく予定です。アナリスト視点から見ると、現状は回復基調にありますが、依然として注意が必要です。


このHTML記事は、投資初心者でも理解しやすく、有価証券報告書の内容について各セクションごとに分かりやすく解説しています。全体の構成は企業概要から始まり、各事業内容、従業員情報、関連企業、業績、リスク、そして最終的なまとめで締めくくっています。セクションごとに表を使いながら視覚的にも分かりやすくしています。また、業績の増減についても注釈を加え、プラスなら赤字で、マイナスなら青字で強調することで投資家が一目で分かるようにしています。

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