2023-06-29有価証券報告書 富士興産株式会社

企業名 富士興産株式会社
URL https://www.fkoil.co.jp/
業種 卸売業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 5527.0
所在地 千代田区神田東松下町13番地






有価証券報告書解説


企業概要

当社は、石油製品の仕入れおよび販売を中心に、ホームエネルギー事業、レンタル事業、リサイクル事業、環境関連事業を展開しています。主要な事業は石油製品の販売であり、2022年10月には環境開発工業株式会社を完全子会社化し、グループ全体で成長を目指しています。

各事業の内容と状況

石油事業: ENEOS株式会社から燃料油、アスファルト、潤滑油を仕入れ、板倉石油店、大成興業株式会社が販売を担当。
ホームエネルギー事業: 富士ホームエナジー株式会社が北海道を拠点に家庭用燃料の小口販売を行っています。
レンタル事業: 富士レンタル株式会社が北海道で建設機械のレンタルを提供しています。
リサイクル事業: 環境開発工業株式会社が産業廃棄物の収集運搬、再生重油の製造販売を行っています。
環境関連事業: メガソーラー発電や高品位尿素水(AdBlue)の販売を行っています。

従業員について

従業員数(人) 81
平均年齢(歳) 47.5
平均勤続年数(年) 20.9
平均年間給与(円) 6,723,639円

関連企業

企業名 所在地 資本金(百万円) 主要な事業 議決権比率(%)
富士ホームエナジー株式会社 札幌市中央区 30 ホームエネルギー事業 100
富士レンタル株式会社 札幌市東区 50 レンタル事業 100
環境開発工業株式会社 北海道北広島市 48 リサイクル事業 100

業績

項目 第89期 第90期 第91期 第92期 第93期
売上高(百万円) 61,063 56,658 42,391 60,488 65,073 (+7.6%)
経常利益(百万円) 418 412 871 577 363 (-37.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) -123 565 632 2,038 393 (-80.7%)

各指標の増減について

売上高が増加している一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少しています。特に、買収に伴う諸経費の増加や原材料価格の影響が大きく反映されています。

リスクについて

天候リスク: 豪雨や豪雪などによる販売量の減少が懸念されています。
公共投資リスク: 道路工事への投資減少が販売に影響を与える可能性があります。
得意先信用リスク: 売上債権の回収に関するリスクが存在します。
石油製品市況リスク: 原油価格の変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。
仕入先依存度リスク: ENEOS株式会社への依存度が高いことがリスクとなります。
環境規制リスク: 環境規制の強化に伴うコスト増加が懸念されます。

まとめ

当社は、多角的な事業展開や新たな買収を進めることで、更なる成長を目指していますが、石油事業を取り巻く外部環境は厳しいものがあります。特に、原油価格や為替変動、環境規制への対応など、リスク要因が多い分野でもあります。状況に応じた柔軟な戦略の見直しが必要です。現状、業績は横ばいからやや下降気味であり、管理体制や新規事業への投資が鍵となるでしょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。