2023-06-29有価証券報告書 大豊建設株式会社

企業名 大豊建設株式会社
URL https://www.daiho.co.jp/
業種 建設業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 10000.0
所在地 中央区新川一丁目24番4号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループ(大豊建設株式会社およびその子会社11社)は、主に建設事業を行っています。当社は、国内外でシールド工法やニューマチックケーソン工法を駆使した多岐にわたるインフラプロジェクトを実施。また、不動産事業や塗装業など関連する多様な事業も展開しています。

各事業の内容と状況

土木事業

当社は、土木事業に特化し国内外のインフラ工事を担当します。直近では大型耐震補強工事の受注も成功しています。しかし、進捗の遅れなどで売上は前期比で減少しています。

建築事業

建築事業では、産業関連事業や公共事業の建築に取り組んでいます。大型物流施設やシニア住宅の開発を推進し、売上は増加傾向にあります。

その他の事業

不動産事業や建設資材のリース、不動産賃貸業務を行っています。売上は横ばいですが、当社の総合力をサポートしています。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
1052 45.1 19.4 8,079,261

従業員数は1052人であり、平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は19.4年です。平均年間給与は約800万円となっています。

関連企業

名称 住所 資本金(百万円) 事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
㈱麻生(親会社) 福岡県飯塚市 3580 医療関連事業、建設関連事業 50.3 役員の兼任あり。
㈱森本組(連結子会社) 大阪市中央区 2000 土木事業、建築事業 100.0 当社より工事の受注。役員の兼任および資金援助あり。
大豊塗装工業㈱(連結子会社) 東京都台東区 96 塗装工事業 99.7 当社より工事の受注。役員の兼任あり。
大豊不動産㈱(連結子会社) 東京都中央区 10 不動産業 100.0 当社へ寮等を賃貸。役員の兼任および資金援助あり。
進和機工㈱(連結子会社) 茨城県稲敷郡阿見町 50 建設資材リース業 100.0 当社へ建設資材の賃貸及び販売。役員の兼任あり。

業績

連結経営指標等

指標 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 変動率
売上高 (百万円) 150,777 162,811 161,697 156,520 156,050 -0.3%
経常利益 (百万円) 9,191 8,578 9,420 9,316 5,054 -45.8%
純利益 (百万円) 6,141 6,647 6,262 5,987 2,914 -51.3%
総資産 (百万円) 146,938 152,187 170,899 169,621 170,359 0.4%
自己資本比率 (%) 41.5 42.1 42.8 43.3 42.3 -2.3%

各指標の増減について

2023年3月期の売上高は156,050百万円で、前期比で−0.3%減少しています。経常利益も同様に5,054百万円となり、前期比−45.8%と大幅に減少しています。純利益については2,914百万円で前期比−51.3%の減少となりました。これらの減少の主な原因は、資材費と労務費の高騰です。総資産は前年とほぼ横ばいの170,359百万円です。

リスクについて

この企業は以下のリスクに直面しています:

  • 公共工事の予算削減や国内外の景気後退による建設需要の変動
  • 資材費・労務費の高騰による利益減少
  • 海外工事に関連する為替リスクおよびカントリーリスク
  • 優秀な人材の確保が難しい点
  • 未回収工事代金や取引先の業績悪化による影響

まとめ

大豊建設株式会社の2023年3月期の業績は、資材費や労務費の高騰の影響により経常利益や純利益が大きく減少しました。しかし、中期経営計画(2023-27年度)に基づき、利益重視の選別受注を行う方針です。加えて、防災・減災事業やPPP事業、およびESG関連事業への参入によって新たな成長を目指しています。総じて現状は厳しいものの、将来的な成長の可能性は見込める企業です。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 株式会社大本組
No.2 戸田建設株式会社
No.3 飛島建設株式会社
No.4 松井建設株式会社
No.5 日特建設株式会社
No.6 五洋建設株式会社
No.7 株式会社奥村組
No.8 株式会社佐藤渡辺
No.9 株式会社ソネック
No.10 日本国土開発株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。