2023-06-29有価証券報告書 大丸エナウィン株式会社

有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、LPガス、住宅設備機器の販売、アクア（ミネラルウォーター）の宅配、在宅医療機器のレンタル及び医療・産業ガスの販売を行っています。

各事業の内容と状況

リビング事業: プロパンガスの販売、住宅設備機器の販売を主な業務としています。
アクア事業: ミネラルウォーターの製造販売を行っています。
医療・産業ガス事業: 在宅医療機器のレンタルや医療・産業用ガスの販売を行っています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数(名)
リビング事業	305
アクア事業	86
医療・産業ガス事業	223
合計	614

関連企業

以下は主要な関連企業です:

• 丸信ガス㈱
• 湖東ガス㈱
• 近畿酸素㈱
• ㈱フモト商会
• ㈱キンキ酸器
• 角丸エナジー㈱
• ㈱太陽プロパン
• ㈱クサネン

業績

指標	単位	2023年3月	2022年3月比
売上高	(千円)	30,635,302	+15.6%
経常利益	(千円)	1,120,210	+5.7%
親会社株主に帰属する当期純利益	(千円)	660,791	-12.5%
包括利益	(千円)	623,165	-6.7%
純資産額	(千円)	14,229,695	+6.4%
総資産額	(千円)	21,811,777	+7.9%
1株当たり純資産額	(円)	1,811.07	+3.2%
1株当たり当期純利益	(円)	86.78	-12.5%
自己資本比率	(%)	63.3	-2.8%
自己資本利益率	(%)	4.9	-1.6%
株価収益率	(倍)	14.5	+3.6%

各指標の増減について

売上高が増加した主な要因は、「リビング事業」での販売単価の上昇と「医療・産業ガス事業」でのレンタルや販売の増加です。
一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は減少し、これは販管費の増加が主な要因です。

リスクについて

この企業には以下のようなリスクがあります:
燃料の仕入価格の変動: 国際的な政治・経済情勢による影響で、仕入価格の変動があります。
他エネルギーとの競合: オール電化や都市ガスとの競争が厳しくなっています。
季節的な変動要因: 気温や水温の変動により、販売量が変動します。
法的規制: 多くの法律や規制があり、改正も頻繁に行われます。
保安: 高圧ガスの取り扱いにおいて安全管理が重要です。
品質管理: 外的要因による品質上の問題が生じる可能性があります。
固定資産の減損: 経営環境の悪化による収益性の低下が懸念されます。
M&Aのリスク: 期待されるシナジーが得られない可能性があります。

まとめ

従業員数や業績の増減、リスク要因などを踏まえて、当社グループの現状は堅調と言えるでしょう。
しかし、燃料の仕入価格の変動や他エネルギーとの競合など、多くのリスク要因が存在します。
今後も安定した成長を目指すためには、M&Aや事業の多角化、そして法的規制への対応が欠かせないでしょう。