2023-06-29有価証券報告書 名港海運株式会社

企業概要

当企業集団は、主に港湾運送事業を手掛ける企業で、その関連事業として倉庫保管、陸上運送、海運代理店、航空貨物・国際複合輸送なども展開しています。
国内では名古屋港を中心として活動し、海外にも多数の拠点を持ち、総合物流業を営んでいます。

各事業の内容と状況

企業は港湾運送およびその関連業務を中心に、以下の6つの主要事業を展開しています:

• 港湾運送事業: 港湾での貨物の荷役や輸送を担当。
• 倉庫保管事業: 日本国内および海外での倉庫保管と管理。
• 陸上運送事業: 自動車運送を主な業務とする。
• 海運代理店業: 海運会社の代理として活動。
• 航空貨物・国際複合輸送事業: 航空貨物や国際物流を担当。
• 賃貸事業: 不動産の賃貸。

従業員について

従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
838	42.1歳	18.5年	7,044,985円

また、労働組合や育児休業取得率、男女の賃金の差異などもありますが、詳細は企業の公式文書をご参照ください。

関連企業

• ナゴヤシッピング株式会社
• 名古屋船舶株式会社
• 名海運輸作業株式会社
• 等他の関連会社29社及び5社の関連企業が存在します。

業績

回次	第96期	第97期	第98期	第99期	第100期
決算年月	2019年3月	2020年3月	2021年3月	2022年3月	2023年3月
売上高 (千円)	72,464,736	70,903,399	67,054,325	81,273,354	84,101,307
経常利益 (千円)	6,302,423	5,941,795	4,322,253	7,095,122	6,959,567
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円)	4,372,535	3,888,669	4,318,592	4,624,457	4,641,113
包括利益 (千円)	2,776,661	2,596,522	6,092,273	5,940,884	7,336,724

各指標の増減について

売上高: 前年と比べて3.5%増加しました。この増加は、港湾運送や倉庫保管部門を中心とした取扱い量の増加によるものです。
経常利益: 前年と比べて1.9%減少しましたが、これは営業費用の増加や一部取引先の経済活動の減衰が影響しています。
純利益: 前年と比べ0.4%増加し、高い利回りを維持しています。

リスクについて

当企業は以下のようなリスクを認識しています:

• 経済状況によるリスク: 貿易量の変動やエネルギー価格の変動が業績に影響を与える。
• 海外事業に関するリスク: テロや戦争など、海外特有のリスクにさらされる。
• 設備投資に関するリスク: 投資の収益性が低下した場合、業績に悪影響を与える可能性がある。
• 自然災害によるリスク: 名古屋港が大規模災害の影響を受けた場合のリスク。
• 公的規制の変化によるリスク: 法規制の変化が競争環境を変える可能性。

まとめ

この企業の現在の業績は堅調であり、売上高が前年比で増加している状況です。一方、経常利益は若干の減少が見られますが、全体的な経営は安定しています。リスク要因としては、経済状況や自然災害などがありますが、適切な対策が取られていると見られます。現状および将来の見通しについては、経済情勢次第ではありますが、堅実な成長が見込まれると言えるでしょう。