| 企業名 | 双葉電子工業株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.futaba.co.jp/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 22558.0 |
| 所在地 | 茂原市大芝６２９番地 |
企業概要
双葉電子工業株式会社は、電子デバイス関連製品および生産器材製品の製造・販売を中心に展開している企業です。26社の子会社を持つグローバルな企業グループであり、主要な製品にはタッチセンサー、有機ELディスプレイ、産業用ラジコン機器などがあります。
各事業の内容と状況
電子デバイス関連事業
タッチセンサー、有機ELディスプレイ、産業用ラジコン機器などを扱います。特に車載用途や映像用途での売上が好調です。新製品の開発と市場投入が進められています。
生産器材事業
プレート製品、金型用器材、成形・生産合理化機器などを扱います。国内外での需要に対応するため、自動化やオーダーサイトの活用が進められています。
従業員について
2023年3月31日現在の従業員状況は以下の通りです。
| セグメント名 | 従業員数 | 臨時雇用者数 |
|---|---|---|
| 電子デバイス関連 | 1,717 | 71 |
| 生産器材 | 1,960 | 75 |
| 全社(共通) | 146 | 11 |
| 合計 | 3,823 | 157 |
関連企業
以下は主要な関連企業です。
| 企業名 | 所在地 | 資本金（百万円） | 主要な事業内容 | 所有割合（％） |
|---|---|---|---|---|
| 双葉精密株式会社 | 岩手県釜石市 | 90 | 生産器材 | 100.0 |
| サツキ機材株式会社 | 千葉県四街道市 | 10 | 生産器材 | 100.0 |
業績
最近の年度の業績を以下にまとめます。
| 回次 | 決算年月 | 売上高 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | 純資産額 (百万円) | 総資産額 (百万円) | 1株当たり純資産額 (円) | 1株当たり当期純利益 (円) | 自己資本比率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第76期 | 2019年3月 | 67,083 | 1,460 | -16,015 | -17,433 | 106,089 | 119,851 | 2,257.93 | -377.56 | 79.9 |
| 第77期 | 2020年3月 | 57,209 | -3,304 | -10,118 | -14,751 | 87,125 | 98,037 | 1,828.69 | -238.59 | 79.1 |
| 第78期 | 2021年3月 | 48,826 | -2,513 | -5,430 | 1,745 | 87,500 | 100,206 | 1,812.50 | -128.02 | 76.7 |
| 第79期 | 2022年3月 | 53,450 | -654 | -2,668 | 662 | 86,788 | 100,435 | 1,782.55 | -62.92 | 75.3 |
| 第80期 | 2023年3月 | 60,326 | -1,134 | -3,499 | -473 | 85,210 | 98,118 | 1,739.57 | -82.51 | 75.2 |
各指標の増減について
売上高は前期比12.9%増加しましたが、いくつかの指標では悪化が見られます。例えば、売上高の増加にもかかわらず経常利益と純利益は赤字が拡大しており、これは鋼材価格の上昇によるコスト増や、エネルギーコストの高騰が影響しています。
リスクについて
双葉電子工業株式会社が直面するリスクには以下のようなものがあります。
- 市場ニーズや技術の急速な変化：急速な市場ニーズの変化や技術の進化に対応するため、最新技術の開発を行うことが必要です。
- 競争の激化：価格競争や新規参入により売上や利益に影響が出る可能性があります。
- 金融市場の変化：為替変動や金融の変動が業績への影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
双葉電子工業株式会社は、電子デバイス関連製品と生産器材製品の両方で売上の増加が見られるものの、コストの上昇や赤字の拡大が課題となっています。特に新技術や新製品の開発と市場投入により、今後の成長が期待されていますが、競争環境や金融市場の動きに注意が必要です。企業の財務状況や経営方針を踏まえた上で、慎重な投資判断が求められます。
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