2023-06-29有価証券報告書 北海道電力株式会社

企業名 北海道電力株式会社
URL https://www.hepco.co.jp/
業種 電気・ガス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 114291.0
所在地 札幌市中央区大通東1丁目2番地






有価証券報告書の解説


企業概要

当社及び当社の関係会社は、当社、子会社16社及び関連会社9社により構成され、発電・小売電気事業等を営んでいます。子会社である北海道電力ネットワーク㈱は一般送配電事業、離島における発電事業等を行っており、その他の関係会社は、発電、一般送配電、小売に関する事業、及び情報通信等の事業を行っています。

各事業の内容と状況

発電事業

発電事業では、主に火力発電、水力発電、新エネルギー等を活用しています。泊発電所(原子力発電)は現在停止しており、再稼働に向けた取り組みが進行中です。

小売電気事業

小売電気事業では、電力を家庭向け、法人向けに販売しています。様々な料金プランを提案し、省エネ施策や再生可能エネルギーを活用したサービスも提供しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
北海道電力 2315
北海道電力ネットワーク 2685
その他 5005
合計 10005

従業員数は、就業人員(当連結会社から連結会社外への出向者を除く、連結会社外から当連結会社への出向者を含む)であり、臨時従業員は全体の10%未満です。

関連企業

主要な関連企業には、次の企業があります。

  • 北海道電力ネットワーク㈱
  • 北海電気工事㈱
  • 北電興業㈱
  • 北海道パワーエンジニアリング㈱
  • 苫東コールセンター㈱
  • ほくでんエコエナジー㈱
  • ほくでんサービス㈱
  • 北海道総合通信網㈱
  • ほくでん情報テクノロジー㈱
  • 北海道電力コクリエーション㈱
  • 北海道レコードマネジメント㈱

業績

回次 第95期 第96期 第97期 第98期 第99期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高
(百万円)
630,298 603,693 585,203 663,414 888,874
+34.0%
経常利益
又は経常損失(△)
(百万円)
30,181 32,640 41,150 13,830 △29,251
-311.5%
親会社株主に帰属する
当期純利益
又は親会社株主に帰属する
当期純損失(△)
(百万円)
22,357 26,720 36,155 6,864 △22,193
-423.5%
包括利益
(百万円)
18,995 24,318 46,064 3,139 △24,695
-888.1%
純資産額
(百万円)
228,417 247,381 289,733 285,717 258,106
-9.6%
総資産額
(百万円)
1,954,981 1,959,060 2,001,650 1,992,879 2,093,339
+5.0%

各指標の増減について

売上高は前年同期比34.0%の増加を記録しましたが、経常損失と当期純損失は大きく悪化しました。この主な要因として、燃料価格の上昇や電力調達費用の増加が挙げられます。

リスクについて

以下のリスクが当企業の業績に影響を与える可能性があります:

  • 原子力発電の再稼働が長期化するリスク
  • 燃料価格や卸電力市場価格の変動リスク
  • 自然災害による設備障害リスク
  • 法改正や制度変更による影響
  • 競合他社との競争激化リスク

まとめ

当期間の業績は燃料価格の高騰などにより厳しい状況にありますが、長期的な目標として2030年までに連結経常利益450億円以上/年、自己資本比率15%以上の達成を目指しています。また、カーボンニュートラルへの取り組みや業務効率化・改革を通じて、電力供給の安定化と企業価値の向上を目指していく方針です。今後の業績の回復と成長に期待が持てますが、上記のリスクに対する対応も重要です。


この記事では、投資初心者でも理解しやすいよう有価証券報告書の主要なポイントを解説しました。企業概要、各事業の説明、業績の数値の変化、リスク要因などが詳細に記載されています。企業の現状と未来の見通しについても触れ、アナリストの視点から評価を行っています。

AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 北海電気工事株式会社
No.2 四国電力株式会社
No.3 北陸電力株式会社
No.4 電源開発株式会社
No.5 東北電力株式会社
No.6 九州電力株式会社
No.7 北海道瓦斯株式会社
No.8 株式会社ミツウロコグループホールディングス
No.9 中国電力株式会社
No.10 北陸電気工事株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。