企業概要

当企業集団は、連結財務諸表提出会社とその子会社4社、および関連会社1社で構成され、石炭事業、新素材事業、採石事業を行っています。

各事業の内容と状況

石炭事業部門

住石貿易株式会社が石炭の仕入および販売を行っており、豪州ワンボ社の株式も保有しています。最近の需要の動向としては、ロシア・ウクライナ情勢により石炭の供給が不安定なため、石炭価格が高騰しています。

新素材事業部門

ダイヤマテリアル株式会社が工業用人工ダイヤモンドを製造・販売していますが、通信、省エネ関連部材の需要が増える一方で、スマートフォン向け市場は低迷しました。

採石事業部門

泉山興業株式会社が岩石の採取、加工および販売を行い、公共事業からの需要に対応しています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数（名）	平均年齢（歳）	平均勤続年数（年）	平均年間給与（円）
石炭事業部門	9	50.9	22.1	7,742,360
新素材事業部門	7（4）
採石事業部門	14
全社（共通）	15
合計	45（4）

関連企業

• 住石マテリアルズ株式会社 – 資産管理等
• 住石貿易株式会社 – 石炭事業
• ダイヤマテリアル株式会社 – 新素材事業
• 泉山興業株式会社 – 採石事業
• 新居浜コールセンター株式会社 – 倉庫業

業績

回次	決算年月	売上高（百万円）	経常利益（百万円）	親会社株主に帰属する当期純利益（百万円）	純資産額（百万円）	総資産額（百万円）
第11期	2019年3月	21,719	2,130	2,594	14,497	16,842
第12期	2020年3月	16,680	1,263	1,022	14,997	16,622
第13期	2021年3月	9,781	-34	-94	15,105	17,050
第14期	2022年3月	12,405	2,356	2,268	17,354	21,576
第15期	2023年3月	39,893	3,719	3,667	20,360	26,143

各指標の増減について

石炭事業部門における石炭市況の高騰や各事業部門における需要の増加が業績向上の主要因です。特に石炭事業部門では販売価格の急騰が寄与し、大幅な増収増益となりました。

リスクについて

以下のリスクがあります:

• 信用リスク：取引先に対する与信管理の不足
• 金利変動リスク：銀行借入に依存しているため、金利上昇の影響を受ける可能性
• 資産価値リスク：保有固定資産の時価や収益性の低下
• 海外情勢リスク：海外の政治経済の変動や法律改正など
• 新型コロナウイルス感染拡大のリスク：景気の回復動向が企業パフォーマンスに影響

まとめ

この企業の業績は、石炭価格の急騰や主力事業の回復により好調です。しかし、リスクも存在し、その管理が重要です。アナリストとして、現状は好調であると評価しつつ、リスク管理の適切性に注目すべきです。